<干支>
「(バダムッ)おいッ!どういうつもりだ、これはッ!!」
「ディエゴか……。最近貴様が私の所へ来るとロクなことが起きんのだが。で、今日はどうした?」
「どうしたはこっちの台詞だッ!一体なんなんだ、これは!!」(バシィッ)
「ん、何を投げ……なんだ、今年出した年賀状ではないか。」
ああ、そうか。お前はあまり馴染みがないだろうな。いいか、年賀状というのは年が明けたことを祝って知人や友人に送る手紙のことで……。」
「そんな事を聞いているんじゃあないッ!
この裏面、ここに、どうして俺の写真が載っているんだ!!しかもこんなでかでかと!!」
「ああー、そのことか。
いや、お前は知らないかもしれないが、今年は辰年なのだ。」
「……タツ……?」
「うむ。今年の象徴の動物のようなものだ。で、それを年賀状に描こうとした結果……。」
辰年 → 龍 → 竜 → 恐竜 → トカゲ → ディエゴ
「と、いう経緯を辿って。」
「そんな理由で勝手に人の写真を使うなァァァーーッ!!というか、途中のトカゲはいらなかったろ!!」
「まぁ、一番は配下にお前のことを知らせるためというのがあったわけだが。何にしても、もう出してしまったものは仕方がなかろう。
それに、これはお前自身のせいでもあるのだぞ、ディエゴ。本来お前の紹介をするはずだった去年であれば、兎年でお前とは何ら関係がないはずだったのだ。だというのに、お前が私のザ・ワールドを奪って勝手に飛び出してしまったばっかりに、部下への紹介が丸一年遅れ、こうして年賀状という形で全配下へ知らせる形になってしまって……。」
「無理やり俺のせいにするんじゃ……って、ちょっと待て……?全配下、だと?まさかお前、これ部下全員に出したのかッ!?確かお前の部下って全世界に大量に……!」
「(ひょこ)父さんにディエゴ、またなにか揉めているんですか?」
「おお、ハルノ。いや、ディエゴのやつが少々年賀状の写真に文句をつけてきてな。」
「えっ、年賀状って……ひょっとしてディエゴ、あれ使ったらマズかったですか……?
あの、僕も今年の年賀状……ギャング組織の構成員へ送ったやつ、同じ構図で出しちゃったんですけど。」
「ジョルノォォォォォォォォォッ!!」(GYAAAAAAAッ!)
(全世界&イタリア全土へ拡散状態)
<DISC>
「いいよなぁ〜ディエゴは……。オレも一度くらいザ・ワールド使って時止めやってみてぇなぁ〜。
………親父に頼んだら、一回くらい貸してくれたりしねぇかなぁ?」
「スタンドは基本一人一能力だろ。親父のスタンド借りるなら、一度自分のスタンドを捨て去る勇気が必要だな。」
「交換ならどうだろう?神父さまにお願いすれば、一旦俺や父さんのスタンドDISCを抜き取って交換することができるんじゃないか?」
「頼んでプッチ神父がやってくれるとも思えませんが……それ以前に、スタンド能力には相性があるそうですよ。
DISCを入れても誰でも使えるわけではなく、適性があって初めて使いこなせるものだそうです。特にザ・ワールドは強力なスタンドですから、人間が扱うのは相当難しいと思いますよ。徐倫もスター・プラチナのDISCに弾かれたそうですし。」
「えぇーーッマジでェ?親子でも駄目なのかよ……。
……いや、でもオレのボヘミアン・ラプソディだってある意味世界を制するスタンドだし、そういう点では適性あるかも……。」
「いや、やっぱ俺だろ。同じ射程距離長めの人型スタンドだし、名前もワールドつながりだし。」
「お、俺だって……!体温と時間、同じ『奪う者』としての能力なんだから、覚悟さえあれば……!」
「…………そういえば………一人だけいるそうですよ。適性や相性に関わらず、全てのスタンドを操ることのできる人物が。しかもそいつは、最大で4つのスタンドを身につけることができるとか……。」
「はぁ!?何だよ4つって!?一人一能力の原則はどうしたんだよ!!何者だよそいつは!!」
「まさか…父さん、とか?」
「いえ、それが……なぜか、ディアボロらしいんですよね。」
「……えっ?」
(攻撃用、防御用、能力用、射撃。さらに記憶DISCで最高5枚)
<初夢>
「聞いて下さい。僕の今年の初夢、家族皆で富士山に登る夢だったんです。」
「うわー、流石兄貴。初夢まで縁起モノとか、どこまでラッキーボーイなんだよ。」
「自慢かァ?腹立つな。」
「あ、てか駄目だって、初夢って人に話したら正夢にならないんだぜ。
たしか、人に話すと逆夢になるって神父様が言っていたんだ。いい夢見たなら黙ってないと。」
「……山頂に着いて初日の出を拝んだ瞬間、隣の父さんが日光で灰になった所で目が覚めた訳ですが。」
「………話せば逆夢話せば逆夢話せば逆夢……。」(冷汗)
「妙なリアリティ出しやがって……夢なら都合よく日光克服してろよ。つーか兄貴なんで今日まで黙ってやがった。」
「縁起が悪いので話さない方がいいかと思ったんですが、話せば逆夢という話を今日知ったんですよ。」
「オレなんだったかなぁ〜?もう覚えてねーよ。」
「俺も。日数経つと忘れるよな。ヴェルサスは?」
「えーっと……確か、何故か神父のヤローとヌケサクが出てきたような……?
……あ、思い出した。新年会の隠し芸で、神父がヌケサクを裏返したらヌケサクが女になった、みたいな内容だった気が。」
「何それ見てぇ!!ヴェルサス何故話したし!」
「話せば逆夢………ってことは、実際はヌケサクが神父様を裏返すってことか?」
「ンなアホな。」
「あ、ディエゴ!
なぁ、ディエゴはどうだった?今年の初夢。」
「……………!!………夢……。」
「ああ、ディエゴはあまり馴染みがないかもしれませんね。初夢というのは一月二日の晩から朝にかけて見る夢のことで、その年一年の運勢をあらわすと言われているんですよ。他に、人に話さずにいれば夢の内容が現実にも起こるというジンクスもあるんです。」
「なぁー、ディエゴは覚えてるか?あ、ただ、いい夢だったんなら言わなくていいからな。黙ってた方がいいし。」
「…いや、その必要はない。
…………ふん……こんな事もあるんだな。」
「?何がですか?」
「正夢だよ。……もう叶った。」
一月二日の夜、俺が見た夢は。
いつものように、4人が集まって話をしていて。
俺はそれを頬杖をついて眺めていて。
不意に4人が俺の方を振り返り、「なぁ、ディエゴは?」と笑って話しかけてくる。
そんな夢だった。
別にジンクスなんか知らないし、いい夢だから黙ってたわけでもない。単に、話す程のことでもないと思っただけ。
特に印象にも残らない。覚えていたのもたまたまだが。
「えっ、何だよ?叶ったって、初夢が?」
「えぇーッ、いつの間にィ?」
「フフ………さぁな。」
「なんだよォォ、勿体ぶらず教えろよ。もう叶ったってんなら話してもいいだろーがよォォォ。」
まぁ、いいか。
別に、悪い気もしない。
(「いつも通り」の夢。「これからも」の暗示。)
<痛覚>
「吸血鬼ってのは、暑さ寒さは感じるのか?」
「はぁ?」
「というか、痛みはどうなんだ?感じないのか?」
「……感じない、という訳ではないが、人間のそれよりも大分小さくなる。ディエゴ、どうした急に。」
「いや、ちょっとな。常人の痛覚があるなら、流血するほど自分で自分の頭かきむしるなんてよほど正気を失う程ハイになってたか、さもなきゃ本当にマゾだと思って。」
「……承太郎から何か聞いたな……。落馬してハイになる貴様に言われたくはない。」
「うるさい。」
「第一、痛みというのは肉体の危険信号だろう。生命が危険になる程のダメージを負ったかどうか判断する為の基準が痛みなのだから、人間よりも死の可能性の低い吸血鬼が過剰な痛覚を必要としないのは至極当然なことだ。」
「まぁ、そういえばそうだな。頑丈な身体を持っていても、身体縦半分に叩っ斬られた痛みがダイレクトに伝わったら精神の方が持ちそうにないしな。」
「…………ジョジョからも何か聞いたな……。」
「それで?温度についても同じなのか?」
「ああ、まぁな。温度の変化は十分わかるが、常人よりはるかに高温・低温を耐えることができる。ただまぁ、吸血鬼の肉体は筋力や回復力は優れているが、別に皮膚自体が強靭という訳ではないからな。普通に切れば裂けるし、火傷もする。」
「ふむ、成程。……だが、気化熱で相手を凍らせるなんて技を使っていたくらいだし、寒さには結構強いんだろう?」
「まぁ、暑さよりは……。さっきから一体何なのだ、ディエゴ。何を聞こうとしている?」
「いや、もういい。もう知りたいことはわかった。
(背を向け)おーい、ウンガロー?さっき見てたチラシの『寒中水泳我慢大会』、出場できそうな奴がいたぞー。」
「ちょっッ…!!?」
(しかし吸血鬼や柱の男は普通出場不可だと思う……)
<名乗り>
「親父ってよぉぉ〜、やたらと『このDIOが』って言い方すると思わねーかぁ、リキエル?」
「ああ、確かにな。兄貴も『このジョルノ・ジョバァーナには夢があるッ!』って使ってたし、やっぱり遺伝なのかな。」
「それ言ったら、ヴェルサスだって『このヴェルサスが次にやることは!』っつってたぜぇ?
………てことは、オレらも一人称にそーゆーの使うと親父っぽくなるってことかな……。」
「ど、どうだろうな……?例えば、どんな時に使うんだよ。」
「そりゃ、こう、オレの台詞で言うなら……『オレの話は何一つ聞けねーかッ!』じゃなくて、『このウンガロの話が何一つ聞けねーかッ!』とか……。…………おかしい、なんか間抜けだ。」
「自分の名前を強調するんだから、もっと決め台詞っぽい時の方がいいんじゃないか?
『だがもう何者もこのウンガロに近づくことはできない。これで弱点は克服したぜ!』とか。」
「おおおお!それっぽくなった!」
「俺の台詞で言うと……やっぱり、『勝利者は俺だ!お前らになんかあじゃないッ、俺は自分の心に勝ったんだ!』っていうのが……。
『勝利者はこのリキエルだッ!!』」
「『依然変わりなくッ!!』」
「ちょっ、やめろよウンガロ!!ディアボロにすんな!!」
(仲良し年少組。(注:23歳))
<力比べ>
「………くっ………!」(ギリギリギリ)
「うううう……ぬっ………ぬおおおおおおおおおおッ!!」(バンッ!!)
「「おおおーーッ!!」」
「おっしゃああーーッ!!決着ゥゥ!!!!俺が最強だァァァーーッ!!」
「あたたた……全く、腕相撲ぐらいで大げさなんですよ。
第一肉体的には僕とヴェルサス達には10歳近い差があるんですし……。」
「とか言って悔しいくせにー。」
「まあオレら、こんなんでもないと兄貴に勝てる機会なんて滅多にないもんなー。……言ってて空しいけど。」
「しかし僕も、ヴェルサスやウンガロはともかく、まさかリキエルにまで負けるとは……。」
「どういう意味だよそれは。バイクって結構重いんだぜ。
あーあ、でも同年代の中じゃ俺が一番貧弱かァ…。筋トレでもしようかな。」
「ンッン〜、気分がいいッ!最高にハイってやつだ!
お、そうだ。親父相手は流石に無理でも、ディエゴぐらいだったら結構イケるんじゃ……。
おーいディエゴー!なぁちょっと腕相撲しねーかー?」
「あぁ?」
ッダァンッ!!(←秒殺)
「図に乗るなよ、定職なしが。ジョッキーなめるな。」
「……ちくしょう………!」
「おおー、流石ヴェルサス。期待を裏切らない残念っぷりだなー。」
「うるせぇウンガロ!!穴掘って埋めんぞ!」
「ったく、何やってるんだか……。第一お前らなら、俺に挑むよりもDIO を相手にする方がよほど勝つ見込みがあるだろう。」
「へ?いや、だって父さんは吸血鬼だし……。」
「はぁ?馬鹿が、何でマトモにやる前提なんだ。」
「………え。」
「あいつは、息子のお前らを傷つけない、なんて誓約を立てているんだろ?てことは、お前たち相手に本気を出すなんてことは絶対にできないってことだ。
あの馬鹿力じゃあ加減だって難しい。最初は間違いなく力を入れずに様子を見るだろうから、その隙に一瞬で決めればいい。
万一それでも負けそうになったら、急に顔をしかめるとか呻くとか、とにかく腕にダメージを負ったようなふりをしろ。そうすれば奴は確実に動揺して力を緩める。
な、こうすれば勝利は確実だ。」
「………………ええっと………。」
「あの……ディエゴ、オレらも流石にそこまでして、親父を騙して陥れてまで勝ちたくはないっていうか……。ていうかたかが腕相撲だし……。」
「何甘いこと言ってるんだ、勝つ為ならこれぐらい普通だろう。
本当なら俺がやってやりたいぐらいだが、あいつ俺のことは息子じゃないからって言って全く手加減する様子がないからな……。」
「……ディエゴって本当に、似てるとかいう次元じゃなく父さんと「同じ」なんですよね……。」
「何だと!?どういう意味だ!」
(そのままの意味です。言い訳無用なまでの外道さ)
<手袋>
「うおっ寒……!何で雪なんか降るんだよ、もう2月も終わりだってのによォォ〜ッ。おーい親父!早くしろって!!」
「待て待て、今行くから……。全く、どうしてドナテロは出かける時ばかりああもせっかちなのか……。
………………よし、と。」
最近、息子たちと出かけるときに、手袋を付けるようになった。
別に、防寒の為ではない。そもそもこの肉体は熱を必要としない。
ただ、過ちを繰り返さないためだ。
冬から春にかけて、生物がぬくもりを取り戻すこの季節に。
温度のない手で息子たちに触れて、驚かせることのないように。
怯えさせることのないように。
下らん自己満足だとは、わかっている。
それでも。少しでも長く同じ時間を過ごすためにも。
「………あの、父さん?」
「ん?どうした、ハルノ?」
「……手袋、穴が開いてますよ。人差し指。」
「なぬッ。」
……おのれ、ひと冬も使っていないというのに。安物め。
「あ、本当だ。」
「父さん手が大きいですからね。レザー製にしたらどうですか?確かディエゴの使っているのも革製だったはずですよ。」
「あ、じゃあ今日ついでに買いに行こうか。えーと店は……っておーいヴェルサス!歩くの早いんだよッお前は!一旦戻って来いって!!」
「ほら、親父。しばらくこっちはめとけよ。親父の手じゃちょっとキツいだろうけど。はい。」
「え?い、いや、大丈夫だ、ウンガロ。お前の手が冷えるだろう。」
「いーって、オレ体温高い方だし。店着くまでの間だけな。」
外したばかりの手袋を押しつけられ、困惑する。
躊躇ったが、結局それを手にはめた。
すると。
「…………親父?おいッ、どうしたんだよ、なんでそんな……泣きそうな顔してんだよ。」
「……大丈夫だ。なんでもないんだ。
ただ……嬉しかっただけだ。」
「……ったく、たかが手袋一つで大げさなんだよ、親父は。」
両手を包む熱。
嬉しかった。例え温もりのない身体でも。
温もりを感じられる身体であったことが。
(多分息子たちは手袋し始めた理由に気づいてる。)
<3月14日>(「料理に挑戦」の後日談的な話。ちょいディープかも注意)
「…………どうしても、考えずにはいられない。果たして私が行うこの行為に、意味はあるのだろうか。」
ガシャガシャガシャガシャ……
「確かに私は息子たちを愛している。息子たちもまた、嬉しい事に私を父として慕ってくれている。そのことに感謝し、息子たちに思いを返すのは至極当然のことであり、正しい行為だと言えよう。
しかし、しかしだ。あの日渡されたあの品々に、果たして本当に愛はあったのだろうか。」
ゴリゴリゴリゴリゴリ……
「……おい?何を一人でブツブツ言ってるんだ?」
「あの日、私は確かに息子たちからの好意の証を受け取った。だがその好意の中身が100%毒物で構成されていたとしても、私は息子たちへ好意への礼を用意せねばならないのだろうか。
いや、私は息子たちを愛している。あの子たちを決して傷つけないし、裏切るつもりもない。……だが、川向こうで手を振る母を目撃してまで完食した、あのチョコという名の凶器に対して、わざわざお返しとして人数分の菓子を作らねばならないというのは本来のホワイトデーという三倍返しの等価交換の原則に反しているとは言えないだろうか。」
「三倍返しはそもそも等価交換とは言えないだろって、だからおーい?聞こえてるのか?」
「あのぉ……ディエゴ様。」
「お、テレンス?」
「無駄ですよ。DIO様、今ほとんど何も聞こえていませんので。……例の、一か月前の後遺症で。」
「……ああ、あれか……。ひどい、事件だったな……。」
「はい……ダメージ自体は吸血鬼の回復力で完治しておられますが、精神的外傷 までは……。」
「そもそもあれは既に明確な殺意さえ感じられ……いやいや、私は息子たちを愛している。私は息子たちを疑わない……ん?いや待て、私は『息子たちに嘘をつかない』と誓いはしたが、『疑わない』と誓いはしなかったような……いやでも、父親としてそれは誓うまでもなく当然のことのような……。」(グツグツグツグツグツ)
「……てことはこいつ、意識がほとんどないままでこの量の菓子を作り続けているのか!?」
「ああ……DIO様、おいたわしい……!心の底では納得し切れていないにも関わらず、御子息方への愛から無意識のままホワイトデーの菓子を作り続けているだなんて……!」
「………時々、こいつらの言う『親子愛』とかいう物に、妙に呪縛めいたものを感じる……。」
(DIOの館、ホワイトデーの怪。)
<出陣>
「………じゃ、そろそろオレら行ってくるわ。」
「ウンガロ……リキエル、ドナテロ……!」
「そんな顔すんなよ親父……しょーがねーだろ、呼ばれてんだから。ちょっと行ってくるだけだからさ。」
「俺は正直行きたくないがな……。畜生、お前らはまだマシだろ、絶望したりボコられたりするだけで済むんだから。俺なんか死にに行くんだぞ?」
「諦めろよ、ヴェルサス。ここ逃したらもう出番ないんだぞ。
一度きりの晴れ舞台なんだ。覚悟決めて行こうぜ。」
「うううう………。」
2012年3月16日 病院にてDIOの息子たち集合。
2012年3月17日 リキエル撃破。
2012年3月18日 ボヘミアン・ラプソディ発動&撃破
2012年3月19日 ドナテロ・ヴェルサス(&ウェザー・リポート)死亡。
「ううううう……!息子たちが、息子たちが死地へと……!」
「時間軸が追い付くって大変なんですねぇ。僕は5部キャラで本当に良かった……。」
「なに他人事みてぇな顔してんだよッ兄貴!テメ―も一応フロリダにスタンバってないと駄目だろーが!ほら、行くぞッ!」
「ええーー?いいですよ僕は、どうせ出番もないし大人しく父さんとディエゴと留守番してますって。」
「ンな真似許すかァァーーッ!オラァッ、一人だけ安全なとこいよーったってそーはいかねぇからなッ!」
「うう……気が進まないなァ……。じゃ、父さん。ちょっと出かけてきますね。」
「よいか……!必ず、必ず帰ってくるのだぞ……ッ!私はッ、私はお前たちをずっと待っているからな……!」
「やめろよこれ以上フラグ立てんなよ!もう俺の死亡確定してるってのによォォーーーッ!」
「(………これひょっとして、あいつら帰ってくるまで俺はDIO と二人っきりってことなんだろうか………。)」
(地味にディエゴも苦難かも。22日には皆帰ってくるよ、きっと)
<飲み屋にて>(無駄家族以外も出演)
「芋焼酎お待ち……ム?今日はプッチも承太郎も一緒ではないのか。」
「ああ、あいつら今が一番忙しいからな。」
「……忘年会のときは来ていたくせにな。」
「言うな、吉良。発言消し飛ばすぞ。」(キンクリスタンバイ)
「私のところも先日息子たちが出かけて行った……。ううう、引き止めることもできないなんて……。」
「一巡、かぁ……。」
「……………………。」
「……ま、どーーーせ俺はレクイエム継続なんだろうがな。」
「私もどうせ、宇宙が巡っても考えるの止めたままだろうし……。」
「何か変わるわけでもないのに期待するだけ無駄だよな、無駄。」
「だな。まぁ飲め。」
「……お前らそんな『どうせ世界滅亡しても仕事はあるし』みたいなことを言うなって……。」
(やさぐれディアボロ&カーズ。そういや四部はノストラダムス(1999年7月)直撃時期ね)
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既に何回も繰り返している季節行事も多いですが、作中で何年経ったかとか考えてはいけない。
時間経過なんてファンタジーやメルヘンなんですよ。(笑)