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<第一話視聴後>(第1話ネタ)
〜視聴後〜
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」」」(死屍累々)
「えっ、あの・・・・どうしたんです、3人とも?そんな憔悴しきって・・・・第1話でそんなショックを受けるシーンなんてありましたっけ?せいぜい頭蓋骨陥没か、目玉か指くらいしか心当たりが・・・・。」
「・・・・・・・・・・顔面酔いした。」
「は?」
「イケメンの押し売り・・・・」
「きらめきの過剰包装・・・・」
「爽やかさ増量キャンペーン実施中・・・・」
「なんつーか・・・・色々と多すぎて飲み込みきれない。拒絶反応出る」
「無理・・・・こんなもん見せつけられたら胸焼けするわ・・・・」
「(ひょこ)ほう・・・・たった30分足らずの放送で弟達三人とも黙らせるとは、流石は長男だな、ジョルノ?」
「やめてくださいディエゴ・・・・というか待ってくださいよ三人とも3部の父さんの時にはそんな反応しなかったじゃないですか!」
「いや親父は別枠だろ・・・・しかも出番は序盤にちょっぴりと、本格的な出番は終盤ラストバトルだけだし。」
「無理・・・・ピンクの学ランのくせになんもおかしさを感じさせない、というか違和感も顔で黙らせに来るこの圧量・・・・。
毎週こんな量摂取させられたら普通に死ぬ・・・・。」
「これが主人公のチカラ、イケメンの格差・・・・オエッ」
「えええ・・・・。」
「まあ、いいんじゃあないか?とりあえず、今後放送のたびにネタにされるようなことはないだろ。」
「・・・・・・ディエゴ・・・・そうかもしれませんが、何故でしょう、何かが釈然としないのは・・・・。
貶められているわけではないのに、褒められてる気も一切しない・・・・。」
(イタリアの伊達少年、半端ないにも程がある)
<タクシー詐欺>(第一話ネタ)
「てか兄貴、なんでタクシー詐欺なんかしてたんだよ?」
「そうそう。あの手馴れっぷり、明らかに最近始めたって感じじゃなかったよな」
「どのあたりが黄金の意思持つ主人公なんだよ全くよォォォ、むしろ邪悪の化身じゃねーか親父の息子ムーヴかよコノヤロウ」
「そんな、一度に言われても・・・・。
タクシー業は、言った通りバイトですよ。あの頃ちょうど母が病死して、義父が蒸発して、生活費も自力で稼ぐ必要があったんです。15歳の若造があの街で一人で生きていくには、ある程度非合法な手段もとらざるを得なかった時があるんですよ。」
「いや・・・・カフェで女あしらいながら優雅に金勘定してるやつが、生活困ってるようにはとても見えなかったけど。」
「まあ、他の狙いとして、ある程度目立つ振る舞いをしていれば地元のギャングの目に留まるかもしれない、というのもありましたけどね。夢に近づく一歩として。
最初にルカのような奴に絡まれるのは予想していませんでしたが、結果としてブチャラティのような人に出会えましたし。」
「最初の奴さっくりブチ殺しといてよく言う・・・・。」
「事故ですってば。トドメを刺したのはブチャラティですし。」
「てかよぉー、ネアポリスって普段からあんな治安悪ぃの?空港着いた瞬間に荷物根こそぎ奪われて売り払われるとか、あんなのがホントに日常的に起こってんならオレ怖くて旅行行けねぇよ。」
「詐欺もスリも多いらしいとは聞くけどな」
「最初に兄貴みてーな容赦ないのにあたらなきゃ、そんな大した目には合わねーだろ」
「言っておきますが、一応普段はあそこまでやりませんよ?康一君が予想外に手強そうだったのでああいう手段を取りましたが、大抵はごく平穏かつありふれた・・・・高額貨幣を出された時すぐに少額のお札とすり替えて『これじゃ足りませんよ』と返すとか、複数人の客なら『一人当たりの金額』と言って最初に提示した金額の倍額を請求するとか、鞄を積むときやお客を座席に案内するときに少々ポケットから頂くとか、せいぜいその程度ですから。」
「うおお悪辣ゥ!」
「そういやスリの時もだが、賄賂払ってまで空港で場所張って、きっちり旅行客をカモに決めてるあたりもよォォ・・・・土地勘もなく不慣れな奴狙って成功率上げようとしてるあたり、余計にいやらしいよな」
「地元民を狙うと、顔を覚えられたり再び遭遇したり厄介ですし、なによりも本当に生活に困っている人から金を奪うわけにはいかないでしょう?
その点、海外からの旅行者、とくに日本人というのは本当に都合がいいんですよ。観光目的なら確実にまとまった金額を持ち歩いているし、お国柄からか警戒心は低いし、旅行に来る余裕があるということは生活に困窮しているという可能性も低い。何より、ことを荒げたくない、旅先で大事にしたくない、という気持ちが強い人が多いので、そのまま通報もせずに帰国するというパターンがほとんどなんです。だから成功しても失敗してもトラブルになりにくい、本当にありがたい限りですよ。
まぁ、康一君の時はちょっとしくじりましたがね。僕も少々慢心していたかもしれませんが、まさかあんなあっさり追いついてくるわ、寮の部屋まで突き止めて侵入してくるとは・・・・・・やはり、実戦経験を積んだスタンド使いは一味違いますよね。」
「・・・・とりあえず兄貴、今日から正義側の人間名乗るの禁止な。」
「ええー。」
「いやオレらが言えた義理じゃねーけど、あまりにも『奪う者』精神すぎるもん、逆にスゲェーわ。」
「・・・・・・父さんがしてきた事と比べたら、悪事とも呼べない程度の些細さじゃないですか・・・・。」
「そこで父さんを比較対象にしちゃう時点でさぁ・・・・。」
(まぁシーザーとかも殺す以外はなんでもやるイタリアのワルだった時代あるし・・・・・・)
<父の成長>(二話ネタ)
〜第1話放送後 in ジョースター邸〜
「にしても、本当によかったのかい、ディオ・・・・?
いや、僕としては君と一緒に見られてよかったし、正直てれびの設置からあんてなの取り付けまでやってもらっちゃって凄く助かったけど・・・・折角のジョルノ君の活躍、やっぱり家族と一緒に見たほうがよかったんじゃ・・・・。」
「フ・・・・貴様もわかっておらんなぁ、ジョジョォ・・・・。
よいか?例えどれほど自分の姿や行動、過去に自信のある者であろうとも、目の前で知人や身近な者に己の出る番組を見られるというのは、やたらと気恥ずかしいものなのだ。このDIOですら、1部と3部の放送時にはそれをイヤというほど実感した。
だからといって、とうとう訪れた我が息子ハルノの華々しい組織略奪劇のその一部始終、見ないなどという選択肢はありえんッ!だが息子の嫌がる真似をするのもまた父として出来ぬ事・・・・。
ゆえにッ!ハルノの気にならぬようひっそりと、外、このジョースター邸にて見ることにした、というワケだ!カーズの店にテレビを持ち込むという手も考えたが、ディアボロが死ぬほど嫌がり抵抗するのが目に見える。他の客の目などもあるだろう。その点貴様相手ならば一切の気遣いもいらんし、7年暮らして勝手知ったる屋敷だ、まさに一石二鳥というわけよ。いわば貴様はついで、オマケというわけだ、フハハハハ!
・・・・まあ、貴様の屋敷に未だテレビも地デジアンテナもない、というのは些か計算外だったがな。お蔭で工事のために部下まで呼ぶ羽目になってしまった。ともあれ放送日に間に合ってよかった。ディエゴやドナテロたちはおそらく気にせず館で見るようだが、流石にハルノも弟達相手にそう目くじらも立てまい・・・・おい、どうしたジョジョ、何を顔など押さえている。」
「いや・・・・ごめん、なんか急に目頭が熱くなって・・・・!
ディオ・・・・・・・・僕は今、猛烈に感動している・・・・。まさか君が、あのディオがッ!『自分がされて嫌だったから、人に同じことをしない』なんて考えができるようになるだなんて・・・・ッ!!
父親って、人の親になるって、こんな素晴らしい奇跡を生むんだね・・・・!」
「その無駄口今すぐ閉じんと、咽喉にまた風穴を開けるぞ。」
「うわわ、ごめんてば、本当に感動したんだよ。
・・・・うん、こうやって君と並んで話ができるということも、やっぱりジョルノ君たちのおかげなんだろうって、改めて思うよ。
こんな風に言うとまた嫌がるかもしれないけど、君、本当に変わったよ。ジョルノ君たちと暮らし始めてからもう大分経つけど、昔よりずっと穏やかになったし、柔らかくなった。僕はそれが、とても嬉しい。
ねえ、また来週の放送の時も来てくれよ。また一緒に、ジョルノ君の話を見たい。今度は、ロクガ?ってやつのことも教えてほしいしさ。」
「・・・・・・・・フン。勝手なことばかりほざきよって。
先程言っただろう、オマケ如きの貴様が望む望まないなど、そもそもこのDIOにとって微塵も関係がないのだ、マヌケが。ハルノの前で見れん以上、例え貴様が嫌がろうとも毎週ここを占拠してやるわ。当然貴様も我が息子の素晴らしき雄姿を見逃したりせんように同席させてやるつもりだとも、精々光栄に思うがいい・・・・・・というか、テレビぐらいさっさと設置しておかんかこの原始人め。私は私とハルノの出る部以外興味はないが、他も一応貴様の子孫の物語だろうに。あの貧民街あがりの声のデカい阿呆とか何も言ってこなかったのか?」
「ああ、スピードワゴンが以前てれび持ってきてくれたこともあったよ。ただ、うっかり叩いて波紋流したら火花を散らして動かなくなっちゃって・・・・・・・・それ以来置いてなかったんだ。どうやら、デンカ製品ってやつは波紋と相性が悪いらしいよ。」
「間抜けめ。」
「ふふ、来週も楽しみだなぁ。」
〜一週間後、第2話放送直後 in ジョースター邸〜
「・・・・・・・・・・・・ちょっとイタリア行ってくる。」(ガタッ)
「ディオ待って、冷静に。」
「冷静?冷静だと?フフフフ馬鹿を言えジョジョォ私はすこぶる冷静かつ穏やかだとも・・・・。」(ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・)
「顔が全然冷静じゃないし、穏やかな状態の人が出すべきでない効果音が出てるんだよう・・・・。」
「(ピ、ポ、パ、プルルルルル・・・・)もしもし、ハルノか?深夜にすまないな。
なに、大したことじゃあない。昔、お前がイタリアにいたころに暮らしていた当時の住所を教えてほしくてなぁ。おおよその地名だけでも構わん。それから、お前の母親の結婚相手、とやらの名前もだ。そう、先程テレビに映っていた、あの腐れ外道の名を、私に教えてほしいのだ。
・・・・何?母が亡くなってからすぐに失踪して連絡もなく、行方などわからない?ふふ、大丈夫だ、現在の場所などわからずとも、ある程度の情報さえ揃えばあとはいくらでも部下を使ってその後の痕跡も調べ上げられる。例え地の果てにいようとも、必ず見つけ出してくれよう・・・・。
んん?落ち着け、だと?ンッンー、お前まで妙なことを言うなぁ。可愛いハルノ、私はこれ以上ないほど落ち着いているとも。
ああ、大丈夫だ、愛しい我が息子よ。心配せずとも、私はあのギャングのような手ぬるい真似では済まさん。お前の永遠の安心のため、魂の名誉のためにも、あの男の首くらいは証拠として持ち帰ってやるからn・・・・・・・・」
「・・・・・・・・波紋疾走当て身ッ!!」(ビリィッ!!)
「GYAAAAAAAッ!」
「・・・・ふぅ・・・・あ、もしもしジョルノくん?大丈夫DIOなら今溶かさない程度に波紋で落ち着かせたから・・・・・・・・あれ、切れてる。もしかして、すまほってやつも波紋と相性悪いのかな・・・・・・まぁいいや、意識が戻らないうちに送り届ければ。
・・・・・・それにしても・・・・人の親になるって、色々なんだなぁ・・・・・・・・。」
(穏やかさ<<<<<<<実父としての怒り)
<ギャングの洗礼>(第五話視聴後)
「・・・・・・なんか、話で聞いたころには割とネタ扱いしてたけど、さ。
こうして改めて見ると・・・・これ結構エグい状況だよな」
「なぁー。兄貴これよくキレ散らかして暴れだしたりしなかったよなぁぁ〜。
もしオレなら間違いなく、気づいた時点でその紅茶相手にブッかける。さもなきゃテーブルごとひっくり返して、怯んだとこでフォーク掴んで刺す」
「ウンガロ過激ィ、さすがはキレた元ジャンキー。いやでもそれぐらいしてもいーだろこんなナメた真似されたらよォォォ」
「いや、流石にそれは後先考えなさすぎだろ。そりゃ俺だってムカつくけど・・・・でも、これだけ周囲をカタギじゃないヤバい連中に囲まれて、自分は一応新入りってポジションで、隣にはここまで紹介してくれた、これから上司になるオカッパがいる状態で、揉め事なんか起こしたらどうなるかなんて火を見るより明らかだろ。このロン毛ビジュアルバンド野郎もそれが狙いでやったわけだろうし」
「たしかに・・・・。また、毒とか攻撃受けたとかそういう命にかかわるものじゃないのも厄介だな。単なる冗談のつもりだったって言い張られたら手ぇ出した方が悪いことになる・・・・。」
「つくづく卑劣だな・・・・これ兄貴が機転の利く吐き気催す邪悪じゃなかったら普通に詰んでただろ。
うーん・・・・複数のキレてるギャング、しかもスタンド使いが全員注目してる中、入団直後の新入りっつー立場で、暴れず問題起こさずにって制約つきで、出されたアバ茶をどう切り抜けるか・・・・・・・・?え、普通に難しいぞこれ!?」
「だろ!?むしろ今までやってきた攻略法系の中でも難易度トップクラスのヤツじゃねーか!?いや俺ならまぶた落とすけど!!」
「クソ、せめて相手がスタンド使いでさえなけりゃな・・・・スタープラチナ級にスピードがあるか、親父みたいに時間でも止められりゃ、気づかれずに目の前でカップ入れ替えるぐらいの芸当できんだろうが。
俺のアンダーワールドの場合・・・・奴らの死角である机の下にこっそり穴を掘って・・・・掘って・・・?」
「捨てんの?」
「シンプルかよ。
いやしかし、ここで肝心なのは『どう回避したかわからない』『何をやったのかわからない』って相手の度肝を抜くことで、険悪なムードをうやむやにしてチームに受け入れられる空気を作った、ってことだろ?
ただ飲むのを拒否するだけなら何とでもなるが、あそこであのオカッパの顔も潰さず、目の前の奴らの反感も買わずにこの場を納めるってのは・・・・・・そう考えると、アウトだって馬鹿にしてたが案外いい手だったのかもな、クラゲ。認めてやるのはしゃくだが・・・・。」
「えーでもあのクラゲ、結局後で元に戻すんだろ?やっぱダメじゃね?それとも引っこ抜くのかぁ?人体の一部まで作れるようになるのはもうちょい先じゃなかったっけ?」
「しばらく歯抜けで過ごすのかな・・・・イケメン主人公にあるまじき状態だな」
「あの、三人とも、人の”裏”入団試験の時の苦労について呑気に話している暇があるならこっちで彼止めるの手伝ってくれませんかね・・・・・・!」(ずるずるずる)
「あ、兄貴。と親父と・・・・ディエゴ?」
「なんでディエゴ、腰に兄貴くっつけて引きずってんだよ」
「離せジョルノォ・・・・!あの殻かぶりのクソ野郎生かしてはおけない・・・・・・!」
「ダメですっては落ち着いてくださいディエゴあああもう父さんはなんとか納得してくれたのに何故貴方まで・・・・!」
「どうどうディエゴ、ステイ。
私とてあの長髪殻男のやった所業にははらわたが煮える思いだが、しかしハルノ自身があの場でケリをつけ、これ以上蒸し返すつもりはないというのであれば、ハルノの意思を尊重してやるべきだろう。まして今は部下だというし、何より本人が既に終わったと思っていることに今更身内が出るのも格好がつかんだろうが。」
「それはそれとして腹が立つんだよッ!!!!飲食系で他人にくだらん罠をしかけて人を陥れて尊厳を奪おうとするような下種な輩はッ!
殺すとジョルノが困るというなら、せめて手首の一つや二つ掻っ切って自分の血をカップ一杯分飲み干させるくらいさせてやらないと気が済まない!!いいだろう、なぁ!!!」
「あー・・・・・・何かの蓋開いちゃったかー。」
(アバッキオ、当分館に近づけない・・・・)
<親戚>
「お待ちどう!だて巻き玉子と数の子サラダ、天ぷら盛り合わせとチーズ餅グラタン。こちらはサービスの磯辺焼きだ」
「待てカーズおい、私が注文したのは『だし巻き』の玉子焼きと天ぷらだけのはず・・・・しかも天ぷら盛り合わせも、よく見たら大半クワイじゃないか。」
「やかましい、価格は多少まけてやるから黙って食っていけ。・・・・・・・・サンタナが在庫発注の桁を一つ間違えたのだ」
「やれやれだぜ・・・・客に正月料理の処理を押し付けるとか、どんな店だ。松の内も過ぎたっていうのに・・・・。
そうだ、DIO。正月で思い出したが、てめーんとこのガキども四人、今年の年始に俺の実家にまで顔出してたぞ。一体どういう教育してんだ」
「おお、それか。ハルノ達も結局行ったのだな。で、ちゃんと平等に4人分渡したのだろうな?」
「・・・・敵同士とか因縁とかはこの際もう置いといてやってもいいが、それ以前に幾つだあいつら。ジョルノ・ジョバァーナはともかく、他はもう『お年玉をもらう』なんて年でもないだろ」
「堅いことを言うな、長男がよくて弟たちが許されないなどおかしな話ではないか。
それに・・・・ドナテロ達はこれまで、お年玉をもらうような少年時代を過ごすことはなかったのだ・・・・。年齢など抜きにして、もうしばらくの間貰う権利くらいあるだろう・・・・」(しんみり)
「いやそりゃガキの頃の環境云々というより、単に育った国でそういう文化がなかったってだけだろうが」
「チッ、勘のいいやつめ。
ともあれ、お年玉程度別に問題あるまい。私とジョジョとが兄弟である以上、その子孫である貴様と打ちとが親類同士に当たることには違いないのだからなぁ?
第一、ジョジョの奴は四の五の言わずにとっとと出していたぞ?」
「・・・・やれやれ。100年にわたる因縁とはいうが、当の先祖がすっかり和解ムードじゃあな・・・・」
「君が言えた義理か承太郎?しょっちゅう一緒に飲む分際で」
「うるせえぞ吉良、口挟むな。
だが、そこまで言うならな、DIO。来年からはうちの娘の分もテメーには用意してもらうからな」
「・・・・・・・・何だと?」
「なんだ?まるで意外って顔だな。親戚同士だというなら、当然徐倫にも権利があるに決まってるだろう。
奪う者だか泥を見る者だか知らねぇが、もらう権利だけ主張して払わずに済むと思ったら大間違い・・・・」
「いや、ではなく、だな、承太郎・・・・・・・・来年から、だと?」
「あん?」
「・・・・・・・・徐倫ならば、既に渡したぞ?先日、三が日の内に・・・・年始の挨拶だと言って、館へやってきたときに」
「・・・・・・・・・・・・は?」
「聞いていないのか?徐倫から・・・・・・。徐倫の方がやってきたから、我が息子達もそれならばジョースターの家へ挨拶へ行くべきかと話し合っていて・・・・いや日中だったから私も同行はしなかったが。私が貴様の家に近づいて、またホリィが寝込んでしまってもいかんだろうし。
いや、そもそも・・・・貴様は何故、あの時一緒にいなかった?てっきり挨拶を嫌がって来なかっただけかと思っていたが・・・・。
まさかとは思うが、貴様・・・・正月を、『娘と一緒に過ごしてはいない』のか・・・・!?」(ドドドドドドド)
「なん・・・・だと・・・・!?」
――空条承太郎 再起不能(リタイア)――
「・・・・愚かな・・・・だからあれほど言葉にしてコミュニケーションをとれと・・・・。」
「・・・・違・・・・ちゃんと会いに行ったしお年玉も渡した・・・・お袋も会ってた・・・・だが『他にも行くとこあるから』と言ってすぐ・・・・恐らく、友人のところだろうと・・・・・・・・徐倫は、それしか・・・・・・・・」(←虫の息)
「最強のスタンド使いというのもこうなっては、哀れなものだな」
「そうだね・・・・ところで吉良、うちの緑ちゃん(緑の赤子)も広義で言えばDIOと親戚の部類に入るのだろうか?ねぇ?」
「・・・・・・・・!・・・・・・・・・・・・っ!!」(今日のディアボロ:餅をのどに詰まらせとても静かに窒息中)
(台詞なかったけど実はいた神父&ボス)
<お年玉>
〜正月三が日の頃〜
「(ガサゴソ)ぬぅぅ・・・・ない・・・・・・ええい、仕方ない。とりあえずはこれでよいか(ジャラリ)あとは袋に・・・・(がさ)・・・・うむ、よし。」
ガチャッ。
「待たせたな、徐倫。
すまんな。ちょうどテレンスが休みを取っているせいで、現金を切らしているようでな・・・・。これでも構わんだろうか」
「あ、どうぞお構いなくー♪あたし日本人っていってもクォーターだし、新札?とか、そういう細かいルールとか特に気にしないのでー。」
「そうか、それならばよかった。
全く、テレンスもこの忙しい時期に風邪ごときで倒れるとは・・・・おおかた年末の何たらとかいう、祭りだかマーケットだかでもらってきたのだろうが・・・・ともあれ、受け取るがいい」
「キャー―ッありがとうッDIOさん!(ずしっ)うわ重ーい、さっすがー!やっぱひいひいひいおじいちゃんといい、お貴族サマってのは格が違・・・・・・・・(じゃら)・・・・・・・・え?
今、じゃらって、嘘ッまさかいくら現金がないってったって、コイン!?いやまさか世界に名だたる帝王様に限ってそんな・・・・・・・・!(ガサガサ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・DIO、さん・・・・?」
「どうした?やはり、不足だったか。」
「いやあの・・・・これ・・・・白くて丸い・・・・・・これ、まさか、真珠・・・・だったり・・・・?
えっ本物・・・・よね?この、ネックレス・・・・。ていうか粒デッカ・・・・ええ・・・・?」
「・・・・気に入らなかったか?私は金細工の方が好きだからあまり使わんし、年頃の娘には丁度いいかと思ったのだが・・・・。別の宝石類にするか?
それともやはり、現物支給では問題があったか。いつぞや、用意が間に合わず息子達に純金の珠で支給した時も、『どこでどう換金していいかわからない』『飾る以外できない』と苦情があったからな・・・・」
「・・・・・・・・・・・・ちょっと、失礼。」
バタン。ガチャッ。バタン(←隣の部屋へ移動)
「・・・・・・・・アンっタ達、普段どんな生活してんのよッ!!あたしなんかあのクソ親父から小遣いもらったのだってはるか昔だってのに!!甘やかされてんじゃないわよ!!」
「うるせーなァァァつーかきっちりお年玉せびりに来てんじゃねーぞジョースターのくせによォォォォ!!」
「あー、ちょうど年末にお歳ぼ・・・・・・じゃなかった、貢物が大量に届いた頃だったからなぁ〜。」
「父さん、決して金銭感覚がバグっているわけじゃないんですよね。元貧民街出身かつ貴族の教育を受けただけあって物の価値も正しく知っていて、締める時は極限まで切り詰めることもできるのに、帝王らしさを優先してあえてああして振る舞っている節がありますから」
「ある種、引っ込みがつかなくなってる感もあるよな」
(別室でトランプしてた息子達に徐倫が物申す)
<恵方巻>
「ふぅん・・・・一言も喋らずに完食がルール、ねぇ・・・・」(ポイッ、と真上へ放り投げる)
メリィ・・・・バグンッ!!
・・・・ムグ、ムグ、ムグ・・・・・・ゴクン。
「・・・・フン。味は悪くないな。
だが、この大きさのものを一息に食えというのは、普通のやつにとっちゃ少しばかり難易度が高くないか?俺はスケアリー・モンスターがあるから問題ないが・・・・ここまでしないと願掛けもできない、というのはどうなんだ?」
「・・・・違うんだディエゴ『エホー巻き』を切らずに食うってのは『丸かじり』のことであって別に『丸のみ』である必要はなくて・・・・・・・・ってあああッつい喋っちまったーーッ!」
「・・・・・・・・(リキエル、馬鹿なやつ・・・・食い終わるまでツッコミを我慢できなかったとはな・・・・)」(むぐむぐ)
「・・・・・・・・(てか、食い始める前にツッコめばよかったんじゃ・・・・?)」(もぐもぐ)
(裂けた口に一瞬で消える恵方巻)
<第一印象>
〜また兄弟で5部アニメ視聴中〜
「・・・・つーか兄貴、あの濃すぎるメンバー見てよく普通に挨拶したよな」
「それな。例の茶もヤベェけど、その前に初顔合わせの時点で後悔とかしなかったのか?とんでもねーところ来ちまった、とか」
「一人とか頬にフォーク突き刺さってたぞ?オレならキチガイ集団だと思ってその場で引き返すわ」
「いえ、流石にそこまでは・・・・。
そりゃあ、確かに強烈な第一印象でしたし、個性的というか、えぐみが強いというか、とにかくただものではない集まりだなとは感じましたが・・・・しかしまぁ、その前に出会ったブチャラティにしたって、初対面で人の頬を舐めるとか目玉を握らせるとか、色々と負けず劣らず強烈なところを見せつけてきましたし」
「・・・・イタリアのギャングってまともじゃないやつしかなれねぇのか・・・・?」
「他も尿茶に4恐怖症にド低能にプッツン野郎だしな」
「しかし、彼も最終的には尊敬できる人格の持ち主であるということがわかりましたし、他のメンバーについても、ブチャラティが仲間として信頼する程の人たちなのだから、徐々に内面を見て判断していけばいいだろう、ぐらいには覚悟しましたよ」
「あ、あの一瞬でそこまで・・・・?」
「ギャングの覚悟って・・・・」
「それに・・・・やはり、彼らと出会えてよかったですよ。
後の戦いもそうですが・・・・なにより、彼らのような人とああして出会ったおかげで、その後あなた達とこの館で初めて顔を合わせた時も、一切動揺を見せず完璧に兄としての態度、振る舞いをすることができましたからね」
「・・・・おいそりゃ俺らのエグみが負けず劣らず強いって言いてぇのかフザけんな」
「えっ、まさか自覚なかったんですか!?」
「うるせぇぇーーーッ人をアク抜き前のタケノコみてえに言いやがって!言っとくがこっちだってテメーが兄だとか紹介された時そーとー頭どうかしてんじゃねーかと思ったからな!?人の事言えた義理か!?」
(またえらく春らしいものに例えて・・・・)
<敬語>
「アニメの方見てると兄貴、案外フツーにタメ語で喋ってるよな」
「な。チームの年上のやつには一応使ってるけど、それも焦ったりすると時々抜けてる」
「ようは、上っ面なんだよなァァ・・・・上司だろうと年上だろうと、腹ン中では相手をナメてるんだよ、つまり。
つくづくムカつく新入りだよなァァ、正直なとこ尿茶飲ませようとした殻ッキオの気持ち割とわかるぜ俺は。いや実行したのは流石に引くが」
「(ブフッ)ちょっ、ヴェルサス不意打ちやめてくださいよww殻ッキオって・・・・職場(アジト)でうっかり思い出したらどうしてくれるんですか・・・・」(肩震え)
「・・・・なぁー兄貴ぃ?なんでオレら相手には、未だに敬語なんだ?」
「え・・・・なんですかウンガロ、突然。それも今更」
「いや、前まではデフォで敬語キャラなのかとも思ってたんだけど、どうやらそうじゃないっぽいからよぉー。」
「まして弟だしな、俺たち。」
「まぁ、色々理由はありますが・・・・・・第一にあなた達、初対面で兄を名乗る年端もいかないガキ相手に、馴れ馴れしくタメ口で話しかけられたら、どういう感情になります?」
「え、キレる」
「なんだこいつナメてんのかって思う」
「最悪ボコる」
「でしょう?」
「うわ、確かに・・・・てか万一実行してたらヤバかったな俺達」
「兄貴が素直にボコられてくれるとも思えないしな」
「ただでさえ特殊な出会い方でしたし、ある程度関係が落ち着くまでは、年相応の対応にしておいた方が無難だと思ったんですよ」
「初対面でそこまで考えてたのかよ?半端ねぇなぁぁ〜兄貴」
「僕だって、正しい対応なんてわかりませんでしたよ。
なにしろ弟ができるのも初めてだったのに、おまけに僕より年上という奇妙さでしたから」
「しかも父親は吸血鬼だしな」
「まあ父さんとの出会いが先にあったおかげで、ある程度は耐性がついたのもありますかね。あとは前言ったチームの皆との出会いとか。
結局そのまま、変える機会を逃して今に至るわけですが・・・・とはいえ、そういう疑問が出るくらいになったのだから、今後はもう少し緩めてもいいのかな」
「敬語じゃない兄貴ってのも、もう違和感あるけどな。」
「まぁこのっくらいチョロチョロ出る程度なら別に問題ねぇぜ」
「グラッツェ」
(主に書く側の都合(口調書き分け)のせいもある・・・・)
<悪夢>
コポポ・・・・
「・・・・どうぞ。ホットワインです。
スパイスもきかせてありますから、温まりますよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・(ぶすっ)」
「適当に寝酒をあおるよりは、健康的だと思ったんですが。それとも、ホットミルクのほうがよかったかな」
「・・・・ガキ扱いすんじゃねぇ。
チッ・・・・よりによって兄貴に見つかるとはな・・・・。またこんな時間まで仕事かよ、ギャングのボスってのはさぞやお忙しいんだろうなぁ?その若さで過労死希望かよ、あほらしい」
「ご心配どうも。生憎と今日は、ただの夜更かしですよ。読んでた本を区切りのいいところまで読んでしまいたくて。
ヴェルサスこそ、普段は早寝なのに珍しい。夢見でも悪かったんですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「あれ・・・・図星?案外、繊細なところありますよね」
「うるっせーなァァァァテメーにゃ関係ねーだろッ!!!」
「大きな声を出さない。皆起きるでしょう。
関係はありませんが・・・・そういうのは、人に話すと少し気が楽になりますよ。話せば逆夢、とも言うでしょう?」
「そりゃ、初夢の話じゃねーのか・・・・。
・・・・・・・・・・・・別に、大した夢じゃねーよ。歩いてて、転んで、手ぇついたとこに穴があって、そこに白骨死体があったっていう夢。
んで、その死体が、見飽きた牛柄の服着てるっつー・・・・それだけの夢」
「・・・・・・・・それは・・・・。」
「昔あったんだよ、ほんとに。偶然白骨死体見つけちまったことが。多分その記憶に引っ張られただけ。馬鹿馬鹿しい、気にするだけ無駄。
ただ、気分悪ィからすぐ寝直す気になれなかった。それだけだ」
「・・・・・・そうですか。
・・・・それ飲み終えたら、寝る前にリキエルの寝顔見に行きますか?彼もう寝る時、部屋に鍵かけていませんよ」
「行かねぇよッ!!馬鹿にしてんのかッ!!」
「してませんよ。・・・・・・フフ。」
「クソッ、余裕な顔しやがって・・・・(ズズッ)熱ッ!!
ちくしょう、こちとら兄貴と違ってしんどい人生歩いてきてんだよ。兄貴や親父みてーな勝ち組人生送ってりゃ、そりゃ悪夢なんざ見ることもないんだろうがよォォォ」
「ギャングなんて裏稼業、勝ち組とは言いませんよ。まして吸血鬼だって。
それに・・・・・・僕だって、悪夢くらい見るときもありますよ」
「へぇ、どんな?」
「・・・・・・・・夢から目を覚ましてしまう夢、とか。」
「なんだ、そりゃ」
(夢の話。一息ついたら、また眠ればいいよ)
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アニメ第5部、絶賛放送中!
ド級スローですがアニメネタ中心でいきますよー。