<こっくりさん>
「‥‥‥いらっしゃいましたらおいでください‥‥。」
「いらっしゃいましたら『はい』へお進みください‥‥‥。」
「DIO様、あの‥‥御子息がまた危険な遊びをなさっておいでなのですが‥‥。」
「‥‥もういい。私はもうツッコまん。あの子たちの自主性に任せる。」
「‥‥‥‥つまり、いい加減疲れたんですね。」
「‥‥‥‥‥来ねぇなー‥‥。」
「何回やり直しても同じかー。なんかちらっと動いた気がしても、またすぐ止まっちまうんだよなぁー。」
「なんだよー、誰かこっそり力入れて動かすぐらいしろよなぁぁ〜。つまんねーじゃねーか。」
「じゃあそう言うウンガロが動かしたらどうだよ。」
「だってタタリこえーじゃん。
日本のタタリってあれだぞ、バカでかくて触手生えてて四本足で追ってくるんだぜ?」
「それは違うタタリだと思いますが‥‥。
まあ、結局こういうのは筋肉の痙攣と自己暗示が生み出す集団パニックだそうですからね。参加者全員が冷静ではなかなか起こりにくいでしょう。」
「夢がねぇなぁ〜兄貴は‥‥。な、親父も入れたら案外来そうな気がしねぇ?同じ人外つながりで、こう、引き寄せられてさ。」
「狐と吸血鬼じゃ格が違うし、むしろ怯えて寄ってこない気がするけど。」
「今日はもう一旦やめますか?僕も少々疲れてきましたし。
同じ姿勢で指を置いているだけなのに、意外と身体全体に疲労が来ますよね。」
「兄貴それ、もしかして霊現象来てんじゃね?」(わくわく)
「些細すぎだろ霊。もっとガラス割るとか頑張ろうぜ。
‥‥あ、俺いつの間にか手の甲ちょっと切り傷できてる‥‥。まさか、こいつも霊現象か?」
「それは単なるヴェルサスの不注意だろ。」
「分かってるけどよ‥‥‥くそ、こうなったら何か起きるまでとことんやるぞ。おら、もっかい最初からな。」
「お前ら‥‥‥。
さっきからやってるそれ、いい加減もうやめてやったらどうだ?」
「お、ディエゴ。ディエゴも入るかー?」
「俺はいいよ。俺のスタンドは一体型だし、そもそもそれほど効果があるようには見えないからな。」
「スタンド‥‥?一体何の話だよ?」
「だから‥‥お前らがやってるその、紙の上に置いた硬貨に指さして呪文を唱えるやつのことだよ。
で、唱えるたびにどこからともなく白い何かが飛んできて、そのたびスタンドがそれを必死で退治してただろ。
スタンドの強化訓練にはなるかもしれないが、あまりに非効率だろう。アンダーワールドもゴールドエクスペリエンスもかなり疲弊しているようだし、今日はもう休ませてやれよ。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥え?」
(主人を守るためにすげーー頑張っていたらしい二体)
<乳談義>(下ネタ(?)含む注意)
「馬ッ鹿野郎!胸なんか、デカけりゃデカいだけいいもんだろッ!」
「極端なんだよッヴェルサスは!
いくらデカくても肉の風船みたいな奇形の胸に興奮できるかよ!物事には適量ってものがあるんだ!
俺的にはやっぱり、こう‥‥母性を感じられるっていうか、安心できるくらいの‥‥‥掴んで手に余るくらいがちょうどいいと思うんだよ。具体的には、C強からDくらいの。」
「マニアックだろテメェはッ!!人の事言えるかッ!!
おいウンガロ、お前は?!」
「オレは、まあ‥‥そりゃデカいに越したことはねぇけど、別に顔とのバランスがとれてりゃ特には‥‥‥‥‥てゆうか……。
正直、経験値が低すぎてどれがいいとか判断できる材料がねぇ‥‥。」(ズーン)
「うわあああーーーッ泣くなァァ――ウンガロオォォーーッ!!」(ひしぃっ)
「というか、大きさってそんなに価値が変動するようなことですか?
正直、子供ができた時に母乳さえ出せれば本来の用途は果たせていると思うんですが。」
「兄貴テメェ一発殴らせろォォォォーーーーッ!!!」
「嫌ですよ。(ヒラリ)
とりあえず僕も大小の好みは特にありませんが、大きすぎるのは無駄だと思いますね。日常生活にも支障が出るでしょうし。」
「‥‥‥すごいな‥‥同じ『特にこだわりはない』でも、兄貴とウンガロのあいだに絶望的な壁を感じるぜ‥‥。」
「ああ。例えるなら、非肉食系ということは共通していても、兄貴は草食系っていうより断食系男子って感じ。周囲に肉はあるのにあえて食わない。」
「なら、ウンガロは絶食系男子か。飢えて死ぬ系。」
「泣いていい?なぁ、泣いていいよな?」
「こう考えると、ちゃんと肉食系を実践してるのは父さんだけかー。」
「肉食って言うか、吸血系ですが‥‥。」
「好み的な意味で考えると‥‥それこそ選り好みしない、オールマイティっていうか、その‥‥‥‥‥いわゆる、雑食系?」
「‥‥‥そんなモン、俺らの顔見比べりゃ一目瞭然じゃねーか‥‥。」
「「「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」」」」(←なんか残念な気持ちになる4人)
「あんなこと言われてるが、いいのか。」
「ふむ‥‥‥そうなるとお前の場合、90代以上がタイプということは干物好き‥‥‥いやむしろ、屍肉系男子(通称:ハゲタカ)か‥‥?」
「それ以上そのネタ引っ張るようなら、先にお前の屍肉から食いちぎってやるからな。」(KUWAッ)
(草食系なんていう生易しい人がブランドー家にいる気がしない‥‥)
<装飾品>
「ハートはもう今更ツッコまないけど、親父それ以外もアクセサリー類好きだよな。腕輪とか、ピアスとか、ジャラジャラしたネックレスとか。」
「昔も羽根飾りとかつけてたしなー。基本派手好みなんだよな、父さんって。」
「‥‥否定はしないが‥‥しかし、お前たちだって私ほどではないが小物はつけるだろう。ある種これも血筋と言えるのではないか?」
「まあ、確かに‥‥僕の場合、ブローチとか。」
「チョーカーとか。」
「髑髏の指輪とか?」
「額当てとか。」
「「「「額当てッ!?」」」」(バッ)
「うおっ、ヤベッ。」(口おさえ)
(まさかあのデコの謎の物体の正体は!?)
<運動会>
「『ジョジョの奇妙な運動会』開催のお知らせ‥‥。こーゆーの、誰が企画・運営してるんだろーな。」
「なんか寒中水泳といい、ディエゴが戻ってきた頃から妙にイベント事が多いよな。」
「てっきりSPW財団かと思っていたんですが、何なんでしょうね。この『スティーブン・スティール主催』って。」
「酔狂な誰かがいるってことだろ。ま、オレらには関係な‥‥‥ん?
種目‥‥‥『親子二人三脚』ッ‥‥!?」
「「「‥‥ッ!?」」」(ガタッ)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
「(スッ‥‥)ファイッ!」(カーン)
「「「俺(オレ)が‥‥‥ッ!!」」」
「ッ待ってください皆!冷静に考えて、吸血鬼である父さんと二人三脚をした場合、僕らは果たして無事に済むんでしょうか?」
「(ハッ)そ、そういや‥‥‥父さんが本気で走ったら、最悪俺ら、足がもげるな‥‥。」
「運よく引きずられる程度で済んだとしても、親父どーせ後からヘコみにヘコみまくるし、したら後々の競技に出るどころじゃなくなるかも‥‥。」
「かといって、オレらのペースに合わせてもらったら多分競技に勝てねぇよなぁ〜。親子競技っていったらきっとジョースターの一族がうじゃうじゃ出場するだろーし。」
「つまり‥‥父さんと組んで走っても大丈夫な程頑丈か、もしくは怪我をせずに済むくらい速く走ることのできる人‥‥。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」(スッ、と引っ込むヴァニラ)
「‥‥‥‥‥‥‥で、俺か‥‥‥。」(げんなり)
「ディエゴなら、半恐竜化っていう技があるからな!スピードも申し分ないし!」
「僕ら4人の誰でもなければ父さんにとっても不平等にはなりませんし、僕らもディエゴがやるなら、他の三人がやるよりも納得ができます。」
「あとの問題は息が合うかだけだけど‥‥‥まぁ、そこは同じブランドーだしな。本番までしっかり練習すりゃ、十分ジョースターにも勝てると思うぜ。自信持てよ、ディエゴ!」
「‥‥‥‥‥俺の意思とかDIO の希望とか丸無視だってことについてはもうツッコまないが、一つだけいいか。」
「何だ?」
「‥‥‥‥‥俺とヤツは、そもそも『親子』でもなんでもないんだが、参加資格はあるのか。」
「「「「‥‥‥‥‥‥‥‥あ。」」」」
(ゴング係に定評のあるヴァニラ・アイス)
<コート>
「ふむ‥‥日も沈んだな。そろそろ出かけるとするか。」(バサァ)
「‥‥‥‥‥‥なぁ。」
「うん?どうした、ディエゴ。」
「今、お前がつけたそれ‥‥‥マント、だよな。」
「‥‥?他の何に見えるというのだ。
そろそろ寒くなってきたからな。まぁ私は人ではないしそれほど寒さを感じるということもないのだが、気分の問題だ。それがどうかしたのか?」
「‥‥‥お前の生まれた時代ならそれが普通の防寒具だったんだろうが、今だと流石に時代錯誤というか‥‥‥もっと現代に合わせた、例えばコートとかせめてストールとがふッ!?」(ドスゥッ)
「(ディエゴ押しのけ)この時代にあえてマント!てのが格好いいよな!!むしろこだわりがあるっつーか、他と違うカリスマってゆーか!!オレはいいと思うぜ!」
「そうそう!それに、マントっていかにも帝王のアイテムって感じだよな!力の象徴っていうのかな。王者とかチャンピオンとか、強者の必需品ってやつ?」
「大体ストールだのなんだの、流行に左右されるなんざ女々しい奴のすることだぜ。親父はンなこと気にせずに、不変で不滅って顔してりゃいいんだよ、全くよォォォ。」
「コートも悪くはないんでしょうが‥‥父さん引き締まった身体をしていますし、コートで全身覆ってしまうのはちょっと勿体ないと思いますね。」
「そ‥‥そうか?(照)
では、やはりいつものマントで出かけるとしよう。」
「「「「いってらっしゃ〜い。」」」」
バタム。
「ゴホ、ゴホ‥‥くそ、鳩尾に‥‥お前ら急に何のつもりだ!?」
「‥‥‥‥‥‥(くるっ)ディエゴこそ何余計な事言いだそうとしてんだよ‥‥!万が一親父がコート新調する気にでもなっちまったらどーするつもりだったんだよ‥‥!!」」
「は‥‥?」
「黄色のジャケットにハートの飾り、先の丸まった靴‥‥父さんのファッションセンスが残念極まりないことは周知の事実だろうが。」
「今はファッションの多様化も進んでいますしね。どこに需要があるのかという奇抜なデザインの服が平然と出回っているし、しかも父さんはそれほど寒さを感じないから防寒の意味をなさないようなデザインでも平気で着るでしょう。」
「ああ、危なかったな‥‥。また一つあの衣装室に親父の黒歴史が増えるところだった‥‥。」
「‥‥‥‥‥その、何だ‥‥俺が悪かった。」
(ある意味父親想いの息子たち)
<コート・その後>(無駄家族以外も出演)
「やあ、ディオ。珍しいね、君がうちに来るだなんて。どうかしたのかい?」
「なに、近くに寄ったついでに、少しな‥‥。
ところでジョジョ、私が以前使っていたコートってまだここにあるか?」
「え?あの小松n‥‥ゴホンゴホン、君が昔着ていた、あの羽根飾りのやつかい?
君の部屋にまだ置いてあるけど、それが何か?」
「うむ‥‥実は、今日出かけるときに少々コートの話が出てな。
息子たちは、私にはマントが似合うと言ってくれたのだが(ふふん)、久しぶりにコートを出すのも悪くはないと思ったのだ。あと小松菜ってなんだ。」
「あ、ごめん。
この間エリナが冬服にブラシをかけてくれていたんだけど、その時出してきた君のコート見て『小松菜‥‥』ってぽつりと呟いてたものだから。」
「‥‥あの女の考えることはわからん。」
(アニメ2話で一気に注目を浴びた小松菜コート再び。この後父の帰宅を出迎える息子たちの顔が色んな意味で見もの)
<身体的弱点>(無駄家族以外も出演)
「うううう‥‥!もう嫌だ、毎日毎日死んでは蘇り苦しんでまた死ぬ生活は‥‥。
そもそもあの小僧さえいなければこんなことには‥‥!!」
「まーたディアボロがクダ巻き始めたぞ。」
「いい加減現状を受け入れろ、ディアボロ。『あいつさえいなければ』は全敵キャラ共通の思いだが、言ったところで過去は変えられない。諦めて仕事や新しい生活に専念した方が平穏に過ごせるぞ。
まあお前の場合、元凶を倒せさえすればレクイエムが解除される可能性くらいはあるんだろうが‥‥。」
「わかっているが、だがそれが簡単にはいかないわけで‥‥‥‥‥‥ハッ。
‥‥‥なぁー、DIOォ?」
「ん?なんだ?」
「‥‥やはりお前のような、息子に慕われる父親というのは、そりゃあもう息子の事を色々と理解してやっているんだろうなぁー。それこそ心の内とか過去とか秘密とか弱みとか弱点とか、そういう他人には明かしたくないところまでさらけ出しているんだろうなぁ、『信頼できる父親』相手ならば‥‥‥なぁ?」
「うお!見え見えな!」
「いくらDIOでもそんなわかりやすい手に‥‥。」
「ん〜?ハルノの弱点ねぇ‥‥‥まあ、ないこともないが。」
「のっ、乗っただとォォーーーッ!?」
「あるのか!!あるんだな!?一体なんだ!?いや純粋な好奇心で聞いているんだが!!!」
「教えてやってもいいが‥‥さて、どうしようかな。」
「DIO‥‥酔っているのかい?流石にマズいと思うよ?」
「ン〜〜、そうだなぁ‥‥絶対に悪用しない、と誓えるのなら、教えてやっても構わんぞ。」
「あーー誓う誓う。天に誓う地に誓う、神に誓うドッピオに誓う。」
「そんなものはいいから私に誓え。」
「どう見ても悪用する気満々じゃねぇか‥‥。」
「よーし、そこまで言うのならば教えてやろう。ディアボロ‥‥‥耳を貸せ。」
「おお‥‥。」(ドキドキ)
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥うなじ。」(ボソッ)
「‥‥‥。は?」
「だから‥‥ハルノの弱点。
この間ちょっと触ったらものすごくくすぐったがったのだ。」
「ッどないして悪用せいっちゅーんじゃあァァァァァァッ!!」(がらがらがっしゃーーん)
「ああーディアボロが暴れ出したぞー。」
「誰か店長を呼べー!」
「店内乱闘禁止ィ!!」(ズギャルルゥッ!)
「ごばふッ。」
(今日のディアボロ:店長の輝彩滑刀により死亡)
<身体的弱点・2>(更に無駄家族以外が出演)
「誰にでもくすぐったいっていうか、やけに敏感な所があるものよねー。
足の裏とかわき腹とか一般的なものもあるけど、時々『なんでそんなところが?』みたいな場所がすっごい弱かったりして。
自律神経とか危険部位とか色々言われてるけど、大体そーゆーとこって性感帯だったりするのよねー。『弱点』として意味は正しいんじゃない?」
「‥‥‥年頃の女性がそういう単語を平然と言うのはいかがなものかと。」
「徐倫、お前‥‥どうしてこんなところに。」
「何よ、別にいいでしょ。親父と同じよ、友達と女子会。」
「女子会って‥‥‥居酒屋でか。」
「最近多いらしいぞ、居酒屋女子会。うちの娘は『不潔そうだからヤだ』とか言ってたが。
というか‥‥仮に本当に弱点だとして、それで俺にどうしろと。奴とそういう関係になれとでも?死んでも御免だ。」
「さっきホントに死んだけどね。流石復活早いわねー、ディアボロさん。
別にそれだけじゃなくて、普通にちょっと触るだけでも十分意表をつけると思うわよ?あとは、そういう場所を知られてるってだけでも多少本人にとっては恥ずかしさでダメージがあるだろうし。」
「触る、と簡単に言ってもな。
仮に!あの小僧の首のうしろをくすぐるほどヤツに接近できるならだぞ、徐倫。この『キング・クリムゾン』の拳をヤツにブチ込んだ方が確実で手っ取り早いッ。違うか?」
「どうかしらね‥‥。攻撃には殺気がつきものだし、拳を固めれば相手に警戒される。でも触るだけなら‥‥‥。(スタスタ)」
「‥‥?」
「例えば、ディアボロさんなら‥‥‥‥‥‥太ももとか。」
さわわっ。
「おひゃわッ!?」
「でぃっ、ディアボロが変な声をッ!?」
「ね?結構クるもんでしょう?」
「お、おま、何故、俺の弱点が‥‥!?」
「見てれば結構わかるものよ?仕草とか、クセとかで。他にも‥‥例えばDIOさんなら、耳。」
「WRYYッ!?」(びくぅっ)
「吉良さんなら、指。それも、指の股あたり。」
「何ッ!?」
「父さんは‥‥髪?てゆうか、帽子あたりをかきあげられると弱い感じ?」
「‥‥ッ!!」
「神父は‥‥。」
「!!」(ババッ)
「‥‥‥ふふふ、わかりやすいリアクションをありがと。腕、二の腕ね。」
「ヒッ!」
「とまぁ、こんな具合に。ちなみにカーズさんはちょっとはっきりしないけど、多分額のツノ付近。」
「「「ツノ!?」」」
「ッ‥‥!」(頬を染める)
「図星なのかオイッ!!」
「オトメな反応すんな究極生物!!」
「ま、ざっとこんなものよ。
あと、あたしの見立てだとジョルノもDIOさんと同じで耳が弱点だと思うんだけど‥‥自分で耳の穴に耳入れたりとかしてる間に多少耐性できたのかもね。」
「う、うちのハルノまでチェック済み、だと‥‥!?承太郎貴様、自分の娘に一体どんな教育をしているのだ‥‥!」(ガクブル)
「少なくとも、こんな教育をした覚えはないぜ‥‥。」(冷や汗)
(流石は薬指の感じでエッチしたかどうかわかる女‥‥)
<相乗り>(無駄家族以外が出演)
「遅いなー、ジョルノのやつ‥‥。」
「ったく、ボスが遅刻とは‥‥しかも寝坊とか、これだからガキは。トップとしての自覚が足りねぇんじゃねえか?」
「まーそう言うなってアバッキオ。ジョルノも連日組織のことや家のことで色々忙しいしよォー。
さっき電話で『今家を出るところ』って言ってたから、もうすぐ来るだろ。家の近くでタクシー拾うかすりゃそろそろ‥‥。」
「‥‥‥?おい、なんか聞こえないか?」
ドドドッ、ドドドドッ、ドドドドッ‥‥!!
「おい、近づいてくるぞッ!?」
「地鳴り‥‥いや、馬だッ!あそこの馬だ!!こちらへ向かってくるッ!」
「あっ、あれは‥‥あれは、まさかッ!!!」
パカ、パカ、パカ‥…(減速)
「‥‥‥‥‥‥おはようございます。」
「じょ‥‥ジョルノ‥‥。」
「どうどう、シルバーブレッド、どうどう‥‥。ほら、ついたぞジョルノ。降りろ。」
「ええ。‥‥あの、ありがとうございます、ディエゴ‥‥。」
「気にするな。じゃ、俺はもう行くからな。ハッ!」
パカラッ!パラカッ!パカラッパカラッパカラッ‥‥
「‥‥‥‥‥あの、ジョルノ。」
「質問およびツッコミはボス権限により全て拒否します。」
「「「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」」」」」(凝視)
「‥‥‥‥最初はタクシー拾おうと思ったんです。でもうちペットショ‥‥父が飼ってる鳥のせいで家のそばに見知らぬ車が来ると危険なんですよ。
それで迷っていたらディエゴが『俺も今出るところだから、送っていこうか?』って言われて‥‥。正直予想出来なかった訳でもなかったんですが、かといって父を頼って上院議員呼ぶのも躊躇われて‥‥。」
「‥‥‥まぁ、なんだ。ドンマイ。」
「最近は、結構公道で馬乗ってる人増えたしな。近所に駐馬場もできたし。」
「うううう‥‥‥‥‥。」
(身内に送ってもらったってだけでも恥ずかしいのに、まさかの馬通勤)
<黒歴史>
「ああああ‥‥やっと、やっと恥辱にまみれた第一部放送が終わった‥‥!(ぐったり)」
「これでお前も、金曜の晩から翌日の昼まで部屋に引きこもったりせずにすむわけだな。」
「ディエゴ‥‥貴様も息子たちと共に毎週テレビの前に待機しよって‥‥。
配下たちには無理やり視聴を禁止させたが、流石に息子たちが望むことでは強く止められん‥‥。この分ではDVDやらブルーレイやらも時間の問題だな。
はぁ‥‥唯一の救いは、想像していたよりも短い期間で済んだということか‥‥。」
「強く止められん、と言う割にテレビ禁止までは実行してたがな。
しかし、お前の親馬鹿というか息子至上主義っぷりは知っているつもりだったが‥…そこまで自分の過去の悪事を知られることが怖かったのか?そりゃあ毎週の珍プレーや迷台詞の数々には俺も楽しませてもらったが。」
「誰が珍プレーだ。
別に、知られること自体は構わん‥‥というか、既に息子たちは放送以前から大体知っている。尋ねられたら私は大体隠さず答えることにしているからな。」
「なら、なおさら何故。」
「『知られる』ことと実際に『見られる』こととは別だろう‥‥色々と。
そうだな、お前の場合息子たちでは実感が湧かんだろうから‥‥万が一7部がアニメ化されて、例のウェカピポだとか、大統領だとか、とにかくお前より早く死んだ奴にお前の小娘に敗北する最期や馬上の親父ギャグシーンを毎週楽しく観賞されるとしたら、どう思う?」
「理解『可』能ッ!アンタの気持ちが今『言葉』でなく『心』で理解できた!」(ガシィィッ←握手)
「ようやくわかってくれたか、ディエゴ‥‥。だが最早遅いのだ。全ては放送されてしまったのだ‥‥。」
「確かに第一部は終わったが、まだ全てじゃあない。第三部が放送されなければ、お前の黒歴史残り半分は見られないままで済むだろう。」
「ちょっ、貴様ッ!私の第三部の活躍まで黒歴史にするなッ!」
「え、違うのか?」
(ちなみにDIO様が息子たちに隠し事をしないのは、父親は過去の悪事を隠していたから)
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ネタ増えてキャラの扱いも変化してるし、人物紹介ページとか色々書き直したり追加したりしたい今日この頃。