<呼び方>

「ハルノ。」
「ジョルノと呼んでくださいと言っているでしょう。」
「本名はハルノだろうが。第一、『初流乃』を『ジョルノ』って大分無理があるだろう。」
「僕はジョルノのほうが気に入っているんです。
 それに、僕の周りの人は皆ジョルノと呼んでくれていますし、僕自身自己紹介にもそちらを使っています。本名より周囲に定着しているんですから、そちらの方がややこしくないでしょうが。」
「・・・・・・強情め・・・・・・・・。」



「父さん。」
「・・・・・・いい加減パードレと呼んでくれてもよいだろう。」
「拒否します。『パードレ』なんてのは子供の使う言葉です。僕はもう15ですよ。」
「まだ15、の間違いだろう。
 そりゃあ長いこと会うどころか存在も知らなかったような間柄だし、共に暮らすようになったのは最近だが、それでも私だって一応努力してはいるのだぞ。もうそろそろ父と認めてくれてもよいのではないか。」
「・・・・しつこいんだから・・・・・・。」






「(他の者が皆『ジョルノ』の方を使うという事は、『ハルノ』と呼ぶのは私だけだという事だからな・・・・。)ハルノ。」
「(別に父親と認めていないわけじゃないんですけど、これ以上調子に乗られても困りますからね)なんですか、父さん。」



(当サイトの親子の呼び方はこれでいきます)









<桃太郎>

「ペットショップに、フォーエバーに、アヌビス神・・・・・・。」
「どうした、ハルノ。人でないスタンド使いがそんなに珍しいか?」
「いえ、一応僕の組織にもいますから。亀とか。
 そうではなくて、鳥で猿で刀ですから・・・・・・・・・・・・犬がいないのが不思議なくらいだな、と思って。」
「犬は嫌いだ(即答)。犬のように従順な部下、というのならともかく、犬の部下など考えただけで虫唾が走る。」
「・・・・・・父さん、もしかして・・・・・・・・。」
「言っておくがな!怖いんじゃあないぞッ!」



(イギーはヴァニラが蹴り殺してくれたしね)









<弱点>

「父さん、ニンニクは好きですか?」
「ん?そうだな。パスタやなんかに香り付けとして入っているのは好きだな。好んで食べるというほどではないが。」
「流れる水・・・・・・川とか、海とかに苦手意識は?」
「いや?海底なら100年ほどいたし。」
「・・・・・・・・十字架は。」
「(段々わかってきた)・・・・・・プッチにたまに借りたことがあったな。」
「ああ、そういえば友人が神父でしたね。じゃあ聖書は・・・・・・。」
「暗唱できる。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


「日光以外どこが吸血鬼なんですか!!!」
「おとぎ話とは違うのだ!血を吸えばそれで吸血鬼!
 大体あんな弱点まみれの生物と一緒にするんじゃない!!」



(他にも木の杭とか銀の銃弾とか)









<J・P・ポルナレフという男>

「なに?ハルノ、お前ポルナレフを知っているのか?」
「え?もしかして父さん、お知り合いなんですか?」
「まあ・・・・な。懐かしい名だ。しかしもう死んだと噂で聞いていたが・・・・。」
「ええ、亡くなりました。けど現在は幽霊となって、うちの組織の亀の中で生活しています。今度連れてきましょうか?」
「いや・・・・・・・・遠慮しておこう。(色々とややこしいことになるしな。しかし、相変わらずしぶとい奴・・・・・・・・)」
「父さんと知り合いだったとは意外でしたが・・・・・・本当に、すごい人ですよね。
 常に冷静で、判断力もあるし。物事を読み取る力や、戦闘においての洞察力にも長けているし。ギャングの組織のことについても、いつも色々と助言してもらっているんですよね。本当ならこれ以上苦労をかけてはいけないんでしょうけど、すごく頼りになるのでつい・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうしたんですか、父さん?」
「・・・・・・・・?すまない、ハルノ。どうやら私の思っていた人物とは別の者だったようだ。
 私の知っているポルナレフという男はジャン・ピエール・ポルナレフというフランス人で、長く垂直に立てた銀髪と割れたハートのピアスが特徴的な・・・・・・。」
「その人ですよ。スタンドはシルバー・チャリオッツ、でしょう?」
「・・・・・・お調子者で感情的、シスコンで女運が悪く単純思考。昔時止めを使って階段でからかったら面白いくらい動揺していたのを良く覚えている。あと噂によるとトイレ運が異常なほどに悪く、嘘か本当か便器を舐めたとも言われていて、ついた異名が『便器のポルポル』・・・・・・。」
「確かに別人ですね。弟さんでもいたんでしょうか?」
「・・・・・・・・・・・・。(ポルナレフよ・・・・・・お前一体この十数年で何があったんだ・・・・・・・・?)」



(5部ナレフのシリアスっぷりは異常。)









<無駄>

「無駄は嫌いです。一度言えば済むことを何度も繰り返させるというのは無駄以外の何物でもない。
 人生において無駄とは無駄でしかないし、当然無駄は常に避けるべきものです。にもかかわらず、無駄はどんなところにもある。だから無駄は嫌いなんだ、無駄無駄無駄無駄無駄・・・・・・・・・・。」

「無駄は良い。無駄な抵抗、無駄な反逆、無駄な小細工。無駄とは当然無意味でしかないわけだが、無駄な行いをするからこそそれを嘲笑うことも出来る。
 そもそも人間ができる程度の行為の全て、人間如きのちっぽけな意志自体がこのDIOにとっては無駄無駄無駄無駄無駄・・・・・・・・・・・・。」



「・・・・・・何故、親子で同じラッシュを使っていながらこんなに価値観が違うのだ。」
「知りませんよ。父さんが無駄好きなのは、その無駄すぎるほどハートにまみれた衣装からしてなんとなく察してましたけどね。」
「・・・・・・・・・・(自分だって胸元ハート型に開けてるくせに・・・・・・)。」



(黄金の精神と吐き気催す邪悪ですから。親子だろうと結構価値観とか違いそう)









<遺伝>(無駄親子以外も出演)

「そーいやさー、ジョルノー。お前、ラッシュするときに無駄無駄って言うよな。あれって何?つか、言う意味なんかあんのか?」
「ボラボラの人に言われたくありませんね。」
「えー?だーって俺やブチャラティはちゃんと意味あるもん。ボラーレヴィーアとかアリーヴェデルチとか。でもジョルノのはなんも言葉続かねぇじゃん。」
「別に、ラッシュ時の掛け声に意味なんて求める方がそもそも無駄なんですよ。こういうのは気合の問題であって、うおおでもドラァでも何であろうと不都合なんてありませんし。いちいち意味なんて考えてラッシュすることの方がよほど無駄だと僕は思いますがね。」
「うー・・・・・・そんなこと言ってたら掛け声自体無駄ってことになっちまうじゃねーかよーッ!!」
「まーまー、いいじゃねえか別に、あんま気にしなくても。無駄ってのはジョルノの口癖なんだしよ。」
「なんだよミスター、他人事みてぇによー。」
「いや、他人事だしな。俺なんて掛け声自体ねぇし。」
「ぶー・・・・・・・・・・。んじゃさ、そっちはもういいけど、じゃ、たまに言う『うりぃ』ってやつ、あっちは何?」
「さっきのよりも更に無駄な質問ですね。」
「ンだとおーーーッ!!ジョルノてめぇ、人がせっかくジョウロしてやってんのにッ!!」
「おおお落ち着けナランチャ!つかジョウロじゃなくてジョウホな、譲歩!ジョルノ、お前も言い方ってもんがあるだろ!」
「だって・・・・・・普通言うじゃないですか。気分がハイになったら、WRYYYYって。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・言うでしょう?皆、日常的に。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言わん。」
「えええええっ!?だって、普段誰でもやることでしょう!?コーラを飲んだらゲップが出るってくらい確実に!」
「いや、ねぇよ。」
「チェリーを食べたら舌でレロレロするとか、缶ビールの側面に穴を開けてそこにに口つけてプルタブあけて一気飲みするとか、質問を質問で返されたら無条件でキレるとかと同じくらい常識じゃないですか!WRYYYYYって!!」
「いやいや、既に例え話三つすら全く理解できねぇから。」



(と思いきや、こういうところは共通していたり。)









<イタ電>

プルルルルルルルルル・・・・・・プルルルルルルルルル・・・・・・

「・・・・テレンスさーん?ヴァニラさーん?・・・・・・・手がふさがってるのかな。まぁいいか。」

カチャ。

「もしもし?・・・・・・ブランドー、ですが。」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
「・・・・・・・・?もしもし?どなたですか?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
「(・・・・イタズラかな、これは・・・・)もしもし?」
『・・・・・・・・ハァ、ハァ・・・・・・・・可愛い声だね・・・・・・。
 君、今はいてるパンツ、何色ぉ・・・・?』



 ジョルノ・ジョバァーナ、ジョジョ界主人公最年少。
 声変わりの遅さを何より気にする15歳。(CV.朴路美)



「どうしたハルノ、電話か?誰からだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」(無言で音を立てぬまま、スッと受話器をDIOに渡す)
「?私にか?」(受話器を耳に当てる)
『・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・・・・・・ねぇ、今どんなパンツはいてるのぉ・・・・・・?』
「・・・・・・・・・・・・・・黒のビキニ。」(CV.田中信夫(OVA版Part3)or千葉一伸(ゲーム版Part3))

ガチャンッ!ツー、ツー、ツー・・・・・・・・

「・・・・・・・・?なぁハルノ、今のは一体どこのアンケートだ?」
「(聞かずに)あ、テレンスさん。すいませんけど今の電話逆探知お願いしてもいいですか?」
「・・・・・・既に今ので十二分に懲りたと思いますがね・・・・。」



(変態さん、この後一週間は男の黒ビキニ姿が頭から離れない)








<続・桃太郎>

「・・・・・・・・あ。」
「どうかしたのか、ハルノ。」
「いえ、今ふと気付いたんですが。」
「なんだ。」
「アヌビス神って、確かにスタンド自体は刀ですけど、でもバステト女神みたいにスタンドビジョンは犬ですよね。」
「!!!!!!」



(息子の不用意な一言でアヌビス神、解雇の危機)








<体質>

「父さん、吸血鬼の体質って遺伝するんでしょうか?」
「・・・・・・お前を見る限り人間として生まれてくるようだが、どうしたんだ突然。」
「実は・・・・最近妙に犬歯が痛いような気がして。
 最初は人間として生まれたのに後からじわじわと犬歯が伸びたり傷が無くなったり瞳が赤くなったりして、段々吸血鬼になっていったりしたら嫌だなぁと思ったんですけど。」
「そんな遺伝の仕方は聞いたことがないが・・・・。まあ、私も人間やめたのは20代の頃だったからな。もしかしたらその年に近付くにつれて体質が似てくるという事も、まぁ無いとは言い切れないな。」
「吸血鬼から人間に戻る手段ってありましたっけ。石仮面の逆みたいな。」
「・・・・別によいではないか、親子ともに人を超越した存在となるというのも。」
「僕は嫌ですよ、太陽の下にも出られず真っ二つにされても死なず柱の男の栄養にされちゃうような人生は。」
「・・・・・・・・・・いくら私でも傷付くぞ、そういう言い方は。とりあえず、歯見せてみなさい。」
「はい。」
「どれどれ・・・・・ん〜、別段それほど伸びているようには見えんが・・・・。」
「ほうれふかー?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハルノ。」
「はんれふか。」
「しばらくチョコプリン控えなさい。裏に虫歯がある。」
「へ。」



(そんなあなたの味方がイタリア料理店トラサルディー)








<理由>

「そういえば父さん。そもそも、どうして吸血鬼になんかなったんです?」
「ん?そうだな・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・んー・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・あれだ。計画にいちいち邪魔が入ったりして考えてたことが一つも上手くいかなくって、なんかもう何もかも捨てて放り出してしまいたくなる時ってあるだろ?」
「ちょっ、そんな理由で人間やめちゃったんですか!?」



(まあ大体そういう事だよね)












------------------------------------------------------------------------------------
 設定としては、DIO様のエジプトの館にそのままジョルノをつっこんだような感じです。屋敷にいるのはヴァニラ・テレンス・ヌケサク・ペットショプ(・ケニーG)。たまにプッチが遊びに来たりエンヤがお中元持ってきたり。
 でもジョルノはギャング。護衛チーム+亀に支えられて、組織運営頑張ってます15歳。

 ココどこ?とか、今はいつ?とかの質問は全面的に許可しない。