ジョジョの世界とヘタリアの世界混ぜてみた




<第一部・ファントムブラッド>


ギギ、ギギギギギ……。

「さぁ、どうぞディオ様……。
 ここならば、傷が癒えるまでの拠点として、ディオ様にもお気に召していただけるかと……。」
「ほう……なるほど。古い館だが、悪くはないな。
 日も射さんし、広さもある。これならば、多少屍生人の僕を増やしても問題あるまい。」
「はい、それに……これだけ田舎の町ならば、少々住民が消えたところでそう騒ぎにはなりますまい。ジャックを使って、村の若い女を集めれば……すぐにでも、その傷も完治いたしましょう。」
「確かにな。……ふふ、なかなか良い場所を見つけてきたじゃないか、ワンチェン。
 だが、俺はこんなところでは終わらない………この俺のように、おそらくジョジョもあの火事に生き残ったに違いない。
 この傷が癒えたあかつきには、必ずジョジョを殺し、そしてこの力を使って世界の頂点へと立ってみせるッ!ワンチェン、わかっているだろうな……?」
「ええ、心得ておりますとも……。」
「ふん。手始めに、この村の住民を残らず俺の忠実な配下とし、ここを足掛かりにいずれはすべての人間どもを支配してくれよう!
 ふふふ、ふはははははははァーーッ!!」


「なんだ、ずいぶん騒がしいな。客か?」(ひょこ)


「って既に先住民がいるではないかワンチェン貴様ァーーッ!!」(バキャァッ!)
「も、申し訳げふぅっ!!」
「な、なんだよお前ら、もしかして空き家だと思って入ってきたのか?ったく、最近そう思ってるやつが多くて嫌なんだよな。たしかにここの所忙しくて、ちょっと半世紀近く来てなかったけど、一応ここはれっきとした俺の別荘なんだからな?」
「え、ちょ、ちょっと待て、別荘って………というか、半世紀ってなんだ半世紀って。貴様どう見ても20代程度………ハッ!まさか、貴様も吸血鬼!?」
「うん?何だって?
 まぁとにかく、来たからには上がってけよ。紅茶ぐらいなら入れてやるし、さっきちょうどスコーンを焼いた所だから………あっ、これはその、し、紳士として客をもてなすのは当然だからであって、別に久々の客が嬉しいとか、そういうんじゃないんだからな!勘違いすんなよ!!」
「なんなんだこいつ……。」






………数ヵ月後。


「ディオーーーッ!!貴様を倒すために地獄から戻って来たぞって、なんかすごい和やかにお茶会してる―――!?」(がびーん)








End




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 英国紳士(眉)と英国紳士(まちょ)の出会い。
 ハッしまった、ジョナサンも眉毛が立派な紳士だった。これでは区別がつかん。
 ていうか眉太はやはり国民性なんだろうか。


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