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<TITLE>童話</TITLE>

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<BR>その４　シンデレラ姫

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<BR>　大人の階段のっぼる～、君はまだ～、しんでれらっさっ。幸せは････。

<BR>渋「もー歌には突っ込まないでおくけどとりあえずタイトルには突っ込みいれるぞ。シンデレラは姫じゃねぇ。《

<BR>　いやさー、今までの演目って全て姫が主役だったろ？人魚姫に眠り姫に白雪姫。どーせだから全部姫モノでそろえちゃおうと思ったんだけど、あと姫モノで思いつくのって毒姫と椿姫だけだったもんだから。シンデレラに姫になってもらいました。

<BR>渋「そんなんだと話変わりまくるじゃねーかよ！ってかお姫様がシンデレラ(灰かぶり)なんて呼ばれるかよ！《

<BR>　いじめられっ子ヒロイン誕生だね！で、誰かやりたい役のある人ー。

<BR>ヴ「ユーリを姫にして僕を王子にしろー！《

<BR>ギュ「ヴォルフラム！陛下を姫にするところまでは賛成ですが貴方が王子なのは認めませんよ！《

<BR>渋「だからシンデレラは姫じゃないんだって！《

<BR>　うーん、渋谷姫もありだと思うんだけど、それだといつもと一緒になるなぁ。いっそフォンビーレフェルト卿を探そうとする渋谷王子ってのもなかなか新しい展開だと思うけど。

<BR>渋「さっきからアレか？村田ひょっとして俺を必死に王子にしようとしてないか？《

<BR>　小学校の学芸会でずっと木の役と石の役ばかりやらされていた渋谷のために晴れ舞台を用意したくって。

<BR>渋「何故そのことを！？《

<BR>ヨ「猊下ー、いっそグリデレラってダメかしらぁｖ《

<BR>　王子の方が靴置いて裸足で逃げるよ筋デレラ。

<BR>渋「村田ってさり気なく酷いヤツ･･･。《

<BR>コ「猊下、とりあえず王子は俺ってことで妥協しておきませんか？俺以上に王子役が似合う奴もいないでしょう。《

<BR>　確かにウェラー卿はぴったりくるけど、渋谷は姫ヤダみたいだから君とのラヴシーンはムリだよ？女性もそろそろ尽きかかってるし、そろそろ女装も････あ、フォンクライスト卿はどう？

<BR>コ「謹んで辞退させていただきます。ってかさせて下さい。《

<BR>ツ「ねぇ猊下？思ったんだけど、殿方版でやるわけにはいかないの？さっきから女の子が主役のお話ばかりだけど、たまにはあたくし殿方が中心のお話が見たいわぁ。《

<BR>　おおっ！ツェリ様ナイス！逆シンデレラか、それもＯＫ！そーなると今回のタイトルはシンデレラ王子！

<BR>渋「だから違うっつーのに！《

<BR>　よーっし、あとはいぢわるな継母と義姉と魔女とネズミだね！？まーかせて！

<BR>グ「････猊下、私やアニシナは今回登場しなくて構わんな？《

<BR>　うん、前回主役張ってもらっちゃったし、ひたすら鬼ごっこやって疲れているなら出なくていいよ。ところで結局どっちが勝ったの？

<BR>グ「私が捕まる寸前に朝日が昇り、アニシナは泡になった。どうにかめでたしめでたしだな。《

<BR>渋「めでたくねーよ！アニシナさんカムバーックッ！！《

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<BR>灰かぶり王子

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<BR>渋「いやあの、タイトルまで和訳せんでも。《

<BR>　ホレホレ働くんだ男所帯の下働き渋谷。イジワルな兄貴が来るぞ？

<BR>渋「うわ、激イヤ。つかやっぱり俺が主役なのかよ。うう････雑巾が冷たい･･･。《

<BR>ギュ「陛下！そのよーな雑用は私がやりますから陛下は即座に今夜の舞踏会の衣装をお選び下さい！！《

<BR>　ああっいじわるな義父ーさんなんてことを！そんなことしたら僕の出番がなくなるじゃないか！

<BR>渋「ってお前魔法使い役なのかよ！ナレーションは！？《

<BR>　全国数千万人(当社比)のムラケンファンの皆様お待たせいたしました！とうとう貴方の村田健が舞台に登場です！って感じで華麗にやるつもりだったのに････。仕方ない、馬車だけ出しておこうか。そーれかぼちゃの馬車とネズミの馬だよー。

<BR>渋「展開早っ。《

<BR>コ「････ヒヒーン。《

<BR>ヴ「ヒヒーン。《

<BR>渋「ってお前等が馬役かよ！あれ？そーなると俺の意地悪な義兄役の方は？《

<BR>勝「ほらゆーちゃん、センスの悪いお前のために俺がドレスを選んでやったぞ。《

<BR>渋「実兄だーっ！？何故勝利がここ(眞魔国)に！？つかドレスはいらねぇ！《

<BR>　細かいところはさておいて、親子三人は無事かぼちゃの馬車でお城にたどり着きました。

<BR>渋「親子三人そろって行くのかよ。いや待て、そんなことより姫は！？今回のヒロインは一体誰！？《

<BR>ツ「陛下～！あたくしよぉ～！《

<BR>渋「発案者の女王サマー！！《

<BR>ギュ「お待ち下さいツェリ様、貴方は確か女王でしょう。姫はどうしたんですか？《

<BR>ツ「そう････確かにあたくしは女王、今回の舞踏会も、本当は一人娘のお相手を探すために開いたもの････けれど････。《

<BR>勝「よくある展開で、姫が庶民と駆け落ちしてしまったとか････。《

<BR>ツ「いいえ、そういうことなら大歓迎。そうではなくて、姫は････王子を追いかけて海の泡になってしまったの････。《

<BR>渋「アニシナ姫ー！？ってかもしやここ人魚王国？！馬車と思ったら潜水艦！？《

<BR>ツ「そーゆー訳で急遽あたくしが次の夫を選ぶことにしましたーっ！さ、誰が素敵？うーん、陛下もとってもお可愛らしいんだけど、そちらの双黒の殿方も･････。（うっとり）《

<BR>勝「あいにくですが、俺は年増に興味はありません。《

<BR>渋「わーっ勝利！それ禁句ー！《

<BR>ツ「ぬぁんですってえっ！？(ビシィッ！とムチスタンバイ)

<BR>　渋谷ー、ガラスの革靴ってやっぱ痛いかなー？

<BR>渋「んな素材がなんだかよくわからない靴の心配してないで早くツェリ様を止めてぇー！《

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<BR>おしまい

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