さーお待ちどうさま皆さま!今回のムラケンズ特別企画は「童話劇場」でキマリ!
渋「どこをどのようにしてそんなことが決まったんだよ!しかも今回って、これが初回だろ村田!」
 まーまーまー。ともあれココからはナレーション村田健がお送りするので、皆さん揃っておとぎ話の世界へGO!
渋「いい加減だなー・・・。」




その1 白雪姫



 昔々あるところに美しい赤雪姫が・・・。
渋「待て待て待て待てぇぇぇっ!村田コラなんだよ今の!赤雪姫ってなんだよ!白が赤って何があったんだよ!」
 あっさりナレーションの名前をばらしたな小人その4。第一しゃーないじゃん主役が赤い人なんだから。
渋「え、4って微妙。ってか、主役アニシナさん!?王子は!?」
 当然フォンヴォルテール卿。
グ「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ア「うるさいですよグウェンダル。猊下、この台本読ませていただきましたが、せめて意地悪な継母役にさせていただけませんか?私どうしても毒リンゴを作ってみたくて。」
 え、そうなの?じゃあキャスト変更ね。
渋「もう赤雪姫にするなよ。」




 昔々あるところに美しい姫が降りました。しかし継母はその美しさを妬み、姫を森に送り込んでしまいました。が、心優しい狩人のお陰で、姫は森に逃げる事ができました。はいヨザ出番終了。
ヨ「セリフすら無し!?」
 姫は一人森をさ迷い歩き、やがて小さな小屋にたどり着きます。そこで彼女は5人の小人と出会い、かくまってもらいました。
渋「おーい、二人足りないぞー。」
 いやあ、人手不足で。さすがに女性陣に小人(重労働)をやらせるわけにはいかないし。
渋「まー別にいいんだけど確か俺が小人その4・・・・って何このヒラリンスカートは!?まさか俺が!」
 その通り!さあっ!美しき黒髪、すけるように白いわけでは無い日に焼けた肌!この白雪どころか黒雪姫に最終的に口づけしたい王子候補は誰だ!
コ「はーい!(立候補)」
ヴ「はーい!(立候補)」
ギュ「はーい!(立候補)」
渋「男主人公にヒロインやらすなぁぁぁぁぁぁっ!!
 うーむ、わがままだねぇ渋谷は。一体何がそんなに不満なんだい?
渋「女役やらされんのも毒リンゴで死ぬのも口付けで目覚めんのも全部。」
 仕方ない、じゃ今度は渋谷が王子様ね。
渋「え、マジ?いいの?」
 それじゃ王子様、最後にしか出てこれない君が口づけしたい白雪姫はこのフォンクライスト卿かそれともグリ江ちゃんかどっち?
渋「わがまま言ってスイマセン小人にさせて下さいお願いしますどうかご勘弁を。」
 渋谷わがままー。ったく、それじゃ・・・・。



白雪姫


 昔々あるところに白雪姫と呼ばれる美しいお姫様がおりました。肌は白いどころか不健康なくらい青白く、笑顔の優しい鬼軍曹殿でした。
渋「結局ギーゼラさんかぁー。ま、妥当だけどな。
 うるさいなぁ渋谷、説明は最後までさせてよ。
 さてさて美しき姫に嫉妬・・・・・・したわけじゃなさそうだけど、まあ彼女なりの考えがあったらしく、赤い継母は姫を城から追い出してしまいました。しかし心優しき狩人が逃がしてくれたのです・・・・・・はいヨザ終了。
ヨ「また!?」
 どうにか小人(渋谷とかヴォルフとかアーダルベルトとか)の家に辿り着いた姫でしたが、ここで変装した継母が登場!
ア「甘〜い甘〜い毒リンゴはいかがですか?」
渋「ってアニシナさーん!毒リンゴって言ったらダメでしょ!」
ア「何をおっしゃいます陛下!毒の入ったものを毒でないと言い張って食べさせるなど毒女の名折れ!毒なら毒とはっきり言わねば!」
ギ「猊下ー、このリンゴ赤くないうえになんだかぶしゅぶしゅいってるんで食べなくてもいいですかー?」
 うーん、本当食べたら命の危険性がある上にキスしても蘇る可能性低そうだね。食べたフリでいいよ。
ア「猊下まで何をおっしゃいます!わたくし死に至らせる毒など一滴たりとも入れておりません!ただ一口かじればたちどころに100年の眠りに付くという・・・。」
渋「アニシナさんソレ別の童話ー!」
 まーとにかく毒リンゴで死んでしまった白雪姫。悲しみつつ埋葬しようとする小人の前に・・・・・・さてと。で、王子様どーする?
渋「ってまだ決めてなかったんかいっ!」
ギ「はーい猊下ー!私とりあえず親子の絆とかで蘇る事にして父上を推薦いたしますー!」
 死人に口なしー!よってしゃべるなギーゼラさんー!」
渋「一応俺やヴォルフはハイホー小人だしなー。王子といえばコンラッドとか適任じゃね?」
コ「さすがの俺でも鬼軍曹に口づけする勇気はありませんよ。ここはダカスコスとかどうでしょう?」
渋「ハゲ王子誕生かよ!ちょっとビジュアル的に問題が・・・・ってグウェン何やってんだオイ!」
ギ「キャー!助けてー!」
グ「何って・・・・埋葬するんだろう?(掘った穴にギーゼラの入った硝子の棺を入れてざくざく埋め中)」
渋「いや確かに言ったけど、だからってためらいもなく埋めるなよ!」
ギ「いやー!酸素ー!」
ギュ「ギーゼラー!死人に口なし、ですよー!がんばってー!(非道)」

 かくて、ダカスコス王子も間に合わずに白雪姫は死んでしまいましたトサ。(方言)
渋「ってダカスコス王子確定!?しかも死にオチ!?初回からこんなんかよ!!」







おしまい






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