注意!!このページはジョジョ小説企画『恥知らずのパープルヘイズ』のネタばれを多量に含みます。
未読の方、ネタバレを恐れる方は決して踏み入らぬようお願いいたします。
<帝王の遺伝子>
6部三人息子、『恥知らず』読了後。
「……あーあー、流石は兄貴だよなァァーッ。すっかりイタリアの帝王が板についちまってよォォ−ーーッ。
はぁ?『見捨てられたくない』?『友達になろう』?ケッ、もはやパクリの域じゃねえか、ディアボロじゃなくて親父の後継者気取りだな、全くよォォォ。
まー兄貴だもんなー。仕方がないよなー。金髪だし長男だし無駄無駄だしカリスマ全開だし、そりゃー親父に一番似てるだけあるよなァァーーー!!あーーッうぜぇもうそのままイタリアから帰ってくんなよテメェはッ!!どーせお忙しいんだろォ主人公サマはよォォォーーーッ!!
あああーーーッムカつくぜェェーーッ!」
「うるせぇいい加減にしろヴェルサス。お前の方がウゼェって。」
「その辺にしないと、兄貴が帰ってきたら本気でボコられるぜ?
まあ、俺も今回の兄貴はちょっと、ヤバすぎだろって思ったけどさ……。」
「あー、ホントになー。てか何だよあのチート扱い。あのカリスマとか、肉の芽使ってなくてあれなら下手すると親父以上だぜぇ?しかも『ジョルノ様』なんてよばれちゃってさぁー……。オレらなんか、様づけで呼んでくれるのなんてヴァニラやヌケサク達ぐらいだし。」
「………なんか、本気で腹立ってきたな。」
「そーだろッ!?ムカつくだろ兄貴の野郎!!
あー畜生ッ、どーせ世間の主流は無駄家族じゃなく無駄親子だよ!俺なんかどーせラスボスにもなれねぇ半端なザコ敵だよ!!ウェザーの死に隠れて誰も泣いちゃあくれねえよッ!!
ッああーーーもう酒ッ!!飲まずにはいられないッ!」
「くそー、やめろよヴェルサスオレらまでみじめになるッ!大体ここでクダ巻いてても何の解決にもならねえだろーが!」
「そうだそうだ、ただでさえ父さんまで小説読んですっかり息子の成長に感動して泣いてるってのに、ここで俺らがみっともない真似してたら余計に兄貴と差がついちまうだろーがッ!!」
「感動………て、あれがか?」
「……あれ?父さん………?」
「うっ、うっ……ぐすっ、あんまりだぁぁ……。
ハルノまで……ハルノまでついに『ジョジョ』を名乗るだなんて……。あまつさえポルナレフだけでなくSPW財団とまで協力して、すっかり正義側の人間になってしまって……!
組織の支配者としてたくましくやっているというのは嬉しいが、やはり……ハルノは光側の者、もはや私とは決別してしまうか……。わかってはいるつもりだったが、しかしいざとなるとやはりさびしいものだ……息子が離れて行ってしまうというのは……。」
「う……うおおおおおお親父ィィィィーーーッ!!(ガシィッ)
大丈夫だッ!!親父の邪悪は俺が継いでみせるッ!!必ずやジョースターとついでに神父ヌッ殺して天国計画完成させてやるからよォォーーーッ!!」
「ちょっ抜け駆けは卑怯だぞヴェルサスてめぇぇーーッ!!親父ィィッ泣くなオレらがついてるよ!!兄貴が親父を捨てたって、もう帰ってこなくたって、俺ら四人でヒール側のブランド―ファミリーとして頑張っていこうなぁ!」(ひしっ)
「急げーーーッ!!兄貴がイタリアから帰ってくる前に家庭内の兄貴の居場所を奪ってしまえぇぇーーーーッ!!」
(ヒデェなこの3人。
本編読んで真っ先に言いたかったことを3人に代弁していただいた。
とりあえず総じてコロネ怖ぇ。流石は正義と邪悪、混血のプリンス。)
<カリスマの有効活用>
「ジョルノ様ーーーッ!!素敵ーーーッ、一生をかけてお仕えしたい恩返ししたーいッ!キャーーーッ!」
「うおおおジョルノ様ーーーッ!!あの方に見捨てられたくはねぇぇーーーッ!!」
「…………ジョルノ。言わせてもらうが、お前の統治の仕方は絶対間違っている。」
「え、どういうことですかポルナレフさん。僕なりに威厳とかカリスマとかを駆使して努力しているつもりなんですけど。」
「だから、まずそのカリスマの使用法からして間違っているというか、マズい例をお手本にしてしまっているというか……。」
「えーそんなことありませんよ、カリスマってこういうものですよ、多分。
『カリスマ』を辞書で調べたらきっとこういうのが出ますよ。」
「……そんな辞書は焼いてしまえ。」
(もはやあの忠誠心の数々はギャグにしか思えなかった(笑)
組織っつーかもはやただのジョルノファンクラブ(DIO様のも似たようなもん)だな。
ポルポル超頑張れ)
<麻薬チーム>
「ねぇねぇねぇあのねぇビットリオォー、あたしすごいのよぅ。からだ全部溶けてんのに、ちょっとだけ残ってスタンド出して、マッシモの戦い最後まで手伝ったんだよー。ねぇあたしすごいよねぇ、最期まですごい頑張ったよねぇー?」
「なんだよぉー、それなら俺だってすごい頑張ってたぜぇ?敵に一太刀浴びせてやるために命がけで身体切り刻んでよぉぉー。俺だってかなり凄い覚悟だろーが。」
「えー、あたしだってあたしだって、人いっぱい操ったり、あとマッシモ笑わせたり叫ばせたり色々やったよー。ビットリオも凄いけど、あたしの方が頑張ったんだからぁー。」
「俺の方がスゲェって!なんたって1対53で戦ったんだからな!!あの帽子野郎の勧誘だってハネのけたしよォォー。
なぁーマッシモ、俺超頑張ってたよなぁ?エーヨショー、っての?もらってもいいくらいじゃね?なぁー。」
「あたしだよねぇーーマッシモォー。あたしの方がすごーい頑張ったもんねぇー。」
「これこれ、よさないかお前たち。マッシモが困っているじゃろうが。なあマッシモ……マッシモ?」
「………そうだな。お前たちは本当に、よく頑張った。感謝してるよ。
……むしろ、頑張れなかったのは俺の方だ。コカキの情報も、ビットリオの努力も結局無駄にして、アンジェリカまで犠牲にしたっていうのに、何一つ残せなかった。
あの時もっと慎重に動いていれば、お前たちを死なせずに済んだかもしれないのに……。」
「なッ……何言ってんだよ!!マッシモすげえ頑張ってたじゃねーかッ!あんな殺戮化物スタンド相手に一歩も引かなかったんだぜッ!」
「そうだよー、すごいよマッシモ。それに、あたしが最期まで生きてたのも、マッシモのお陰だしねぇー。」
「俺だって、マッシモやアンジェリカの為に覚悟決めたんだぜ?
マッシモがいたから俺らも頑張れたんだからさぁー、そのマッシモが俺らん中で一番頑張ってたってことになるじゃねーかッ!!ほら、エーヨショーものだぜ?」
「あははー、マッシモに麻薬チーム栄誉賞ーー。おめでとぉぉーー。」(ぱちぱち)
「…………お前たち………!」
「うんうん、うちのチームは皆、いい子たちばかりだなぁ…。」
(麻薬チームマジ泣ける…!!もうパッショーネのどこよりも仲良しチームだと信じて疑わない。)
<ダメージ反射>
「……受けたダメージを1/53にするってのはわかったけど、それにしたってムーロロ、あんだけ相手が全身切り刻んでたってのにそのダメージ反射がちょっと口の端切っただけってのはなんかおかしくない?」
「何だよシーラE、おれのスタンドにケチつける気かァ?
大体俺が食らってたダメージはそもそも本来の威力の3割減だったわけだし、それを53体で分けているんだから受けるダメージはたったの1.3%。ダメージが少なくて当然なんだよ。」
「でも相手だってその3割しか受けないわけだし……。」
「前提がおかしいんですよ。群体型がダメージをフィードバックしにくいのは確かですが、本体の攻撃まで分散するわけじゃない。現に4部の重清くんなんか、キラークイーンの爆弾一撃で顔面破壊されている。
すなわち『本体が受けるダメージを53分割して肩代わりする』というのは、恐らくムーロロ個人の有する能力だと思われます。しかもあくまで肩代わりだから、一撃食らってもムーロロにその都度1/53の傷ができるわけではなく、一枚のトランプ兵がその一撃のダメージをすべて請け負う。そしてダメージが積み重なり、トランプ兵の犠牲が無視できない量になってからはじめて本体のムーロロにフィードバックが起こるというわけです。
仮にミスタを基準にして6分の1でダメージ判定とすると、トランプ兵約9枚分……9撃分。一撃30%の傷を負うビットリオがこれを受ければ、ダメージ合計は270%。致命傷を100%と考えればとっくに死んでいておかしくない数字だ。
今回ビットニオは無駄に命を散らしたようにも見えますが、これだけの傷を耐え抜き、強固と思われるムーロロの防御を乗り越えて本体にダメージを与えたというのは、それだけで賞賛に値する戦果だと思いますよ。」
「……っはー………。」
「………?どうかしましたか、シーラE。」
「フーゴ………あんたって本当に、頭だけは回るのねぇ……。」
「?」
(自己解釈&文系脳の為、色々間違ってたらスイませェん。)
<群体型>
「そういえば他に、『群体型スタンドの使い手は精神に致命的な欠如が見られる』なんてアンタ言ってたけど、それじゃミスタ様はどーなるのよ。」
「……6体じゃ群体型とは言わないんじゃねーかな、多分。第一俺が言ったんじゃねーし、SPW財団調べだし。」
「ピストルズは一体一体に個性があるし、他の群体型とは一線を介する傾向がありますよね。むしろ、ミスタには軽度の解離性同一性障害……精神分裂のきらいがあるんじゃないかな。」
「多重人格、ってこと?でも、ミスタ様本人にそんな様子は……。」
「『4が絡んだときだけヘタレになる』って特性が、あるじゃあないか…!」
「「ああ……!!」」(超納得)
「フーゴてめぇぇーーーッ人を世界のナベ○ツみたいに言うんじゃねええーーーッ!!」
(そもそも4・5部以外に群体型スタンドがいないいため検証が難しい。リゾとか重ちーとか無理やりだし。
でもきっとNo.5の気弱はミスタの4嫌いの表れだと思う。)
<口調>
「畜生、結局兄貴とっとと帰ってきやがって……。」
「まあ、『今更帰ってきたってテメ―の居場所ねーから!!』と言えるほどの準備もできなかったしな……。おかえり、兄貴。」
「ああ、ただいま、リキエル。
なんだいヴェルサス、ひょっとして何か僕を迎える準備でもしてくれてたのかい?君がそういうことをしようとするなんて、意外だな。」
「…………あん?………兄貴?」
「えっと………何?その口調……?」
「ああ、気づいた?」
「そりゃ気づくって……。」
「いやね、小説でもけじめをつけて元先輩のフーゴに対してボスとしての立場で話していたことだし、そろそろ君たちに対しても敬語や距離間のある言い回しはやめて、兄としてもっとラフな口調で話すようにしようかな、と思ってさ。」
「「「……………………。」」」
「年の差や年齢の逆転はあるけれど、僕の方が兄だということには変わりないし。だから、これからはより自然に接し………。」
ガッ。
ゴッ。
ゲッ。
「うぜぇ。」
「きめぇ。」
「似合わねぇ。」
「……だからって一発ずつ殴ることないじゃないですか……ッ!」
(物語序盤でも康一君(年上)にタメだったし、あっちがジョルノの素の口調なんだろうけど。
だが敬語でないジョルノがあんなの違和感あるとは思わなかった……。)
<口調・2>
「スゲェよ兄貴、普段のあれは敬語マジックだったんだなってくらいうすら寒く聞こえた。さわやかどころかむしろ胡散臭いわ。」
「そこまでッ!?ウンガロちょっとあんまりじゃないですか!?たかが二人称と語尾を少し変えた程度ですよ!?」
「うるせええんだよいちいちよォォォ〜〜〜ッ!!
本編も終わってんのに今更キャラ変えようとしてんじゃねぇよ主人公がッ!!何だ、マイナーチェンジか、二年後設定のつもりか!!
第一兄貴が敬語キャラでなくなると余計に口調の書き分けが面倒になるじゃねえかよォォーーッ!!ただでさえ俺とウンガロとか親父とディエゴでごっちゃになりやすいってのに!!」
「ちょっヴェルサスよせ!!それ以上のメタ発言は危険だッ!存在ごとキンクリされる(=消し飛ばされる)ぞ!?」
「……つーか兄貴、冗談は抜きにしてもタメはもう無理だと思うぜぇ?オレらも親父も敬語の兄貴に慣れ切ってるし。」
「そりゃあ、最初は少し変な感じがするかもしれませんが、慣れればどうということもないですって。」
「俺らの拳が出るほどの違和感をそんな小さく見んじゃねぇ。」
「とにかくやめろ。兄弟仲が親密になる前にオレらの精神がもたねぇ。」
「やれやれ……ひどい言い方もあったものだ……。折角僕なりに弟たちのことを考えて実行したっていうのに……。」
「だからよせっつってんだろーがッ!!黒歴史掘るぞテメェッ!!」
「…………どうしてもその口調続けるっつーなら、オレこれから兄貴のこと『ジョルノ様』って呼ぶからな。」
「ちょッ、ウンガロ!?歩み寄ったつもりが遠ざかられた!!せめて『ジョジョ』の方にしてくださいよ!」
「そっちだと親父が嫌がるし。
おらおらどうなったんですかジョルノ様、タメ口で話されないんですかぁ〜?」
「さらに敬語までッ!?」
「すごいな、ウンガロ……。あ、それじゃ俺は『ジョルノさん』って呼ぶわ。距離感倍増。」
「おーっし、んじゃ俺は『ジョバァーナさん』な。心の距離も通常の三倍。」
「やーめーてー下さいーッ!!なんか悲しいッ!!」
(3兄弟、ギャング界のプリンスに言葉の力だけで勝利)
<スタンドバトル>
『テメェラーーッコノトランプ野郎ガッ!!小説キャラノ分際デオレラトキャラ被ラセテンジャネエッ、ダボガッ!!』
『はっ、知るかよ弾丸野郎が』『そっちはたかだか6人組』『こっちは53枚の暗殺団』『勝ち目は決まってんだろ〜〜ギャハハハ!!』
『ウルセェェェーーーッ!!順繰リニ台詞分ケテンジャアネェッ!!マトメテドテッ腹に風穴開ケテヤローカッ!』
『そっちこそカタカナで喋ってんじゃねーよ読みづれぇッ!』
『『『『『…………………………………。』』』』』
『……無駄。』
『アリ。』
『ボラ。』
『エリ。』
『ワナビ。』
『『『『『…………………………………。』』』』』
『WRYYYYYYYYYッ!!』
『アリーヴェ・デルチッ!!』
『ボラーレ・ヴィーア!』
『WAANAABEEEEEEEッ!!』
『エリィィィーーーーーッ!!』
『………ドウシマシタ、ブードゥー・チャイルド。……叫ンデミナサイナ、「エリンニィィィーーーッ」ッテ。』
『………ッ!!』(びくっ)
『言エルデショウ?チャント語源ガアルンデスカラ……「復讐」ノエリンニと、言エバイイデショウ。』
『……………。』(フルフルフル)
『何ヲ震エテイルンデス。スミスサン(注:エアロ・スミスの中の人)ダッテ言ッテイルトイウノニ、アナタソレデモ近距離パワー型スタンドデスカ。』
『…………………。』
『(………女同士ノ戦イッテ怖ェェェ……!)』
『(エ、ブードゥー・チャイルドッテ女ダッケ……?)』
『………………………。』
『……何トカ言ッタラドウデ……。』
『キェェェうけェェェェェェェェーーーッ!!』(←助太刀兼横槍)
『『『『『ッ!?』』』』』(ビクゥッ)
チチチチ、チチチチチチチ………(ぱたぱた)
『……!………!!』(おろおろ、うろうろ)
『……ドーシマシタ、ムーディー・ブルース。今私忙シインデスガ。
………ハイ?群体型スタンド対決ヤ新人イビリヲシテイル場合デハナイ?一体ドウイウコト…………ハッ!!?』(ばっ)
『(部屋の隅っこで)……………………うばっしゃぁー………。』
「アアアアッ!!!本日ノ主役ガッ!!」
「マサカノ一人ボッチ体育座リダトッ!?」
(カタカナ表記多用申し訳ない…。読みづらさMAX。
ドリー・ダガーとレイニーディはお休み。そしてムーディさんは気配りやさんだと信じている。)
<スタンドの成長>
『ゴッ、ゴメンナパープルヘイズ、別ニ忘レテタ訳ジャないんだぜ?ナァNO.5?』
『ソッ、ソウダヨォ〜!ア、エエト、ソウイエバサ、パープルヘイズ今回スタンド成長シタンダッテ?ドンナ風ニ変ワッタノ?』
『ソソ、ソウソウ!確カ、射程距離ガ短クナッタ分精密動作性ガEカラCニ上ガッタンダヨナ。ソウナルト、ヤッパ手先ガチョット器用ニナッタリトカ……。』
『………………。』
すっ。(片手を上げる)
『………?ヘイズ?』
ヒラヒラ、ヒラ。
『ナッ………何ィィィーーーッ!!「別に気を遣わなくても、全然気にしてないから大丈夫だよ」的ナモーションヲ、アノヘイズガッ!?」
『マサカ……生キ方ガ器用ニッ!?』
『ヘイズゥゥーーーッ!!ゴメンヨォォーーーッサミシイ思イサセテーーーーッ!!』(ぶわあっ)
(スタンド同士だって仲良しでいいじゃない)
<お祝い・杜王町にて>
「えーそれでは……4部を代表してこの俺、東方仗助(ノリスケでもなければ常秀でもないッ!)が一言……。
トニオさん、ゲスト出演おめでとーーーーッ!!」
わーーっ!!ぱちぱちぱちぱちぱち!
「皆サン、アリがとうございます!」
「カタカタ混じってなくて敬語でもないトニオさんって新鮮ですよね……。」
「あ、それと、康一と重ちーと形兆とそれから承太郎さんも、名前だけ登場おめでとーございまーす!」
「ちっくしょぉー……あのトランプ野郎、よくも兄貴をコケにしやがって……!何だよ精神にケッカンってよぉぉ〜、血管があんのは身体の方だっつーの。第一どう考えてももっと精神的にアブねー奴いっぱいいるじゃねーか、仗助とか露伴とか……。」
「前の小説(=『The Book』)では時系列的に出られず、今回名前だけでも出たと思ったらこんな扱い……あんまりだど!!死者をグローしてるどッ!!メーヨ権のソンガイだどッ!(←×損害、○侵害)」
「ま、まあまあ二人とも、苦情はSPW財団に……。ほら、5部小説で4部のキャラクターの話が出てきただけですごいじゃない。」
「いや、康一君は5部序盤にちゃんと登場したんだから、もっと扱いが大きくてもいいくらいなんだよ。トニオさんだってイタリア繋がりだし。
むしろ、石仮面やSPW財団のようなファンサービス要素を入れるのだったら、何故この人気急上昇中の岸部露伴の存在を匂わせないッ!!」
「おめーはここんとこずっと忙しかったんだろーが。絵見に行ったりカバン直したりで。」
(現実世界でも人気漫画家、岸部露伴先生。
そして群体型についてはやっぱり少し異議を唱えたい。)
<お祝い・パッショーネにて>
「えーそれでは代表してこの俺プロシュートが……。
リーダーとイル―ゾォとギアッチョ、あとソルベとジェラード名前出演おめっとぉーーーッ!!」
わーーっ!ぱちぱちぱちぱち!
「ちくしょぉぉ……!誰の精神が欠如してるだとあんのエセ伊達帽子野郎、人のスタンドディスってんじゃないぞ黄色い血ヘド吐かせてやろうか……!!」
「リーダー、どうどう。」
「つーか俺らの謀反が無意味ってどーゆーことだよックソックソッ!!大体麻薬作る能力ってそんなんアリかよ!俺は全然納得いかねーぞッ!!」
「あーあー、荒れてるなー。まぁしょーがねぇよなぁ〜、この扱いじゃあ。」
「みんなそれよりもっとイルーゾォを褒め称えようぜ!
なぁイルーゾォ、お前本当大出世じゃないか!ファンの間じゃ『暗殺チームの空気担当』なんて言われてたってのに、今回でなんと可愛い女の子に熱烈に追いかけられるようなキャラになるなんてさぁーー。よっこの色男!!うらやましいねーこのこの!」
「その言葉マジなら今すぐにでも代わってやるよ、メローネ。ちょっと行って頬に熱い一撃喰らってきな。」
「……あのイル―ゾォ、もしかしてその頬についてる唇ってキスマークじゃなくて……。」
(イルーゾォ精神崩壊まであと1秒)
<期間限定番号公開>
とぅるるるるるん、とぅるるるるるん……
「(ガチャッ)はいもしもし、こちらパッショーネお悩み相談室。組織の疑問・苦情等はこちらでどうぞ。」
『男の世界じゃなかったんですか!?』
「……質問は具体的にかつ明確に。」
『あのッ、パッショーネって女人禁制じゃなかったんですかッ!?今回女の子が二人も組織構成員で登場しているんですが……!』
「誰がいつそんなことを決めた。才能と実力と忠誠心さえあれば、男でも女でもガキでも老人でもピザでも亀でも皆構成員だ。」
『そんな、じゃあ何故親衛隊でも暗殺チームでもあんなにガチ○モが!女っ気がないせいで皆ソッチの道へ行くんだと思っていたのに!!』
「単に、構成員の女が恋愛対象にならなかっただけだろ。入団当時10歳だったり麻薬中毒の上持病持ちだったりすれば当然だろうが。
まあイザコザや仲間割れの原因にもなるし、組織内での恋愛は極力ご法度の方向ではあったが、同性同士の方は特に禁止した覚えはないな。妊娠とか寿退職がない分面倒は少なかったし。」
『異議あり!!親衛隊内で唯一単身で突撃させられた身として、断固ただれた職場環境の改善・正常化を要求する……!!』
「無茶言うなこのメタボリックB・I・G。」(ガチャン)
とぅるるるるん、とぅるるるるるん……
「(ガチャッ)はいもしもしこちらパッショーネお悩み相……。」
『暗殺チームにも女子の雇用を!!チーム内に潤いを!!』
「……人事に関しては新ボスに言え。」
『フザけんなどう考えてもシーラEは暗殺向きの能力だろ自分のとこだけ女子はべらせてんじゃねえぞこのスケベ中年……!!』
「誰が中年だ28歳黒頭巾。(ガチャン)……仕方ないだろう。シーラEの素性調べれば以前暗殺チームに殺させた女の親族だとすぐにわかったし、同じチームに入れるわけにいかないだろうが…。まあ、結局自力でイル―ゾォの情報までたどり着いたようだが。」
とぅるるるるるん、とぅるるるるるるん……
「……。(ガチャ)はいもしもしこちらパッショーネ……。」
『護衛チーム内にも潤いを……!!』
「娘護衛させてやったろ。」(ガチャン)
とぅるるるるるるん、とぅるるるるるるん……
「……………。(ガチャ)はいもしも……。」
『うわーーん!!せっかく本編で生き残ってたのに心臓抜かれて死んだーーーー!!』
『俺なんか破裂死させられたーーー!!』
「どやかましいッ!!たかだか一回死んだ程度で甘えたことをぬかすな俺なんか何千回死んでると思ってるんだ!!
貴様らザコに出番があったこと自体が奇跡だろうが身の程を知れこのタンカスがッ!!」
(引退後までお仕事お疲れ様です。
それにしても、コロネの発表でボスの存在がなかったことにされていて可哀想…。)
<同士>
「ジョルノ様……あの、先程ここに来る途中で、杖をついた黒髪の男に声をかけられて『そうだよな、悪には悪の救世主だよな』とか言いつつ握手を求められたんですが………何かご存じないでしょうか……?」
「………ンドゥールさん……。(がくり)
すまない、ムーロロ。その人は単に父の部下だ。君の台詞の『あの方』とか『死ぬのは怖くないがあの人に見捨てられて云々』という言葉に共感を持って挨拶に来ただけだろうから、あまり気にしないように。」
「はぁ…。(ジョルノ様の父親……きっとさぞかし偉大な……。)」
「ちなみに、君が父に会うことは許可しない。君やシーラEは、なんというか、うっかりするとカリスマにあてられそうな気がするからな。」
ガチャ
「やあ、噂をすればシーラE…。どうしたんだい?浮かない顔をして。」
「あの……今ここに来る途中で、いやに露出度の高いジプシーの女性が、『イイ気になんじゃないわよッ小娘!踊り子系の衣装で最初に登場したのはアタシなんだからね!ゲームの書き下ろしだからってナメんじゃあないよッ!』と絡まれて……。」
「…………ミドラーさん………。」
(台詞の端々に他部のパロがあるのは本当に楽しい。『TheBook』の時もだけど、読んでいてついニヤリとしてしまいます。
他に、マッシモの「マヌケが……知るがいい」もすごいドキドキした)
<ジョルノという男>
「あぁ?兄貴をどう思うか、だと?
正直ウゼェな。ガキのくせにいい気になってるとしか思えねぇこともあるし。上っ面だけは馬鹿丁寧に従ってるように見せて、腹の底では相手のこと馬鹿にして自分を一番に考えてる、って感じだな。
あ、あと、『別になんとも思ってない』って顔してっけど、親父のこと意識しまくってんのがモロバレなんだよッあのエセツンデレがッ!!」
「え、兄貴のこと?
そうだな……能力も凄いし、覚悟もあるし、頭も回る。決断力とか、敵に対しての容赦のなさとか尊敬できるところも多いけど……ちょっとイッちゃってるところあるよな。加減知らずっていうか。あと絶対サディスト。」
「ん〜?兄貴のことォ?何だよ突然。
あー、能力とかは常人離れしてるけど、本人は結構子供っぽいところあるよな。
普段がああだから最凶だの腹黒だの色々言われてっけど、案外泣き言とか言いたいことも我慢してんじゃねーかな。親父やヴェルサスも溜め込むけど、あの二人みたく無駄にプライドが高いからって訳じゃなくて、むしろ誰かに頼るとか助けてもらうって発想自体がない、って感じ。兄貴も結構しんどい生き方してきたんだろーなぁぁ〜。きっと。」
「………成程、『形容しようとすると、自分自身の事を指すようになる』ですか……。ジョルノ様の器が大きいかどうかはともかく、ジョルノ様への評価がそのままその人自身の自己評価になる、というのは確かなようですね。」
「ちょ、待てテレンス。俺は認めねーぞあんなトンデモ理論。兄貴がムカつくのは俺に関係なく本当に兄貴がムカつく野郎だからであってだな……。」
「もう喋るな……ヴェルサス。表向きは従って自分が一番ってのも父さんにツンデレなのも疑いようもなく全てお前のことだから。」
(「ジョルノは他人の内面を写す鏡のような人物であり、彼への評価は結局その人自身の自己評価だ」の理論にはかなり納得した。
しかし、そうなるとナランチャはジョルノを「皆を導く指導者のようだ」と言っていたのだが……ナランチャ自身が指導者だったのか?)
<『脅威』の理由>
「別に、器云々はシーラEが言っていただけなんですけどね。ただし、僕を見る人が無意識に自身の内面を見ている、というのは本当ですよ。
ブチャラティは僕に覚悟を見て、康一君は僕に爽やかさを感じた。ミスタは幸運を、フーゴは成長を、シーラEは実直さを……。それらは全て、その人が本来持っている長所であり、その人の内面なんです。姿を見ることで自己の内面を知るだなんて、まるでスタンドのようですよね。
…………逆に言えば、僕を見る人は皆自分自身の内面というフィルターを通じて僕を見る。だから、自分を挟まずにそのままの僕を見てくれる人、僕の本質を見てくれる人は、きっといないんでしょうね……。」
「………兄貴……。」
「ケッ、かわいそぶりやがって。そーゆーのがいい気になってるっていうんだよ。本質なんて見られたいモンじゃねーだろうがよォォォ。
大体、チームにいた間はかろうじて敬語でも、緊急事態だったりボスになった瞬間タメになるって時点で、全ッ然敬意がないってのがもろわかりなんだよ。俺が兄貴に感じる『ウゼェ』って気持ちは絶対俺の評価じゃなく、兄貴自身の本質だぜ。」
「まだ言うのかよ、ヴェルサス……もうよせって、勝ち目ねーんだから。」
「評価って言えば兄貴、あのマッシモ・ヴォルペって奴のことを『最も恐ろしい能力』なんて評価していたよな。他はともかくアイツだけは始末しなくてはならない、とか、えらい警戒っぷりだったけど、あれは一体何だったんだ?」
「そうそう、いくらヤクが嫌いでもそこまで言うかぁ?って感じ。」
「ああ、あれですか。………『似ている』から、ですよ。」
「へ?……あー、成程な。肉体強化とか人間を超越とか結構親父に似てヤバい能力だったし、そこから警戒………。」
「いえ、違います。父さんではなく、僕です。」
「…………………ん?」
「わかりませんか?マッシモの能力『マニック・デプレッション』は、いわば『生命を過剰に与える』能力。対して僕は『生命を与える能力』。見事なまでに能力の系統が被っているんですよ!!
おまけにその能力を使ってやることも、ダメージ軽減や超回復、感覚暴走、更には生物(or人間)を操る能力まで!僕の十八番をそっくりコピーしているとしか思えないほど!この業界でキャラ被りがどれだけ恐ろしいか、貴方達も知らないわけでもないでしょう!」
「業界って………?」
「無論、そうしたメタ的な部分を除いても、スタンドの強さとは応用力が大きく関係します。そこを踏まえても彼の能力は脅威と言って間違いありませんでした。何しろ、生命を操る能力の恐ろしさは他ならぬ僕が一番よく知っているんですから。
だからこそ、マッシモ・ヴォルペには特に警戒せざるをえなかったんですよ。」
「…………つまり、今の話を要約すると『自分の能力に似てる=自分の能力はヤバイ=だから相手の能力はヤバイ』っつー理論なわけだな?」
「ええ。見事な三段論法ですね、ヴェルサス。」
「…………………………やっぱ、兄貴のウザさは本質的なもんだ。間違いねぇ。」
(マッシモは超人ぷりからDIO様っぽいといわれることが多いけど、生命繋がりで最初はジョルノを連想していました。)
<姓名>
ビットリオ・カタルディ
アンジェリカ・アッタナシオ
マッシモ・ヴォルペ
ヴラデミール・コカキ
「………………………。」
「リゾット?何してんだ、難しい顔して。」
「ああ、プロシュート……。ちょっと、これを見てくれ。こいつをどう思う?」
「あん?……これは、麻薬チームの名前か?あと、こっちは……。」
ジョルノ・ジョバァーナ
ナランチャ・ギルガ
グイード・ミスタ
パンナコッタ・フーゴ
レオーネ・アバッキオ
ブローノ・ブチャラティ
「護衛チームの奴らのフルネーム……?」
「………リーダー格の者には敬意を払い名字呼び、それ以外の者は年功序列やチーム内での立場等も関係しているのだろうが、この一覧から少なくともチーム内の新密度は『麻薬>護衛』であることが伺える。
だが、これを踏まえて考えれば、チームメンバー同士は勿論のことリーダーである俺のことも『リゾット』とファーストネームで呼ぶこの暗殺チームこそが、パッショーネ内で最も仲が良いチームだと言えるのではないだろうか……!!」
「どうでもいいがリーダーさえ名前呼びって、それ親密度の問題じゃなく単にお前にリーダーとしての威厳がないからじゃね?」
「……え。」
「………それ以前に、俺ら名字ないし。名前呼びって言っても、多分これコードネームだし。」
「…………えっ?」
(リゾット頑張れ………超頑張れ。
暗殺チームなんてヤバいチーム全員コードネームでも不思議じゃない。
シーラEだって本名カペッツートだし)
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感想も含めているため、カッコ内は普段よりちょっと増量です。
『恥知らずのパープルヘイズ』マジお勧めです……!!上遠野先生本当にジョジョ大好きなんだなぁ、と強く感じました。
4ネタ追加、現在合計16ネタUP。もうちょっと続くかも。
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