ムラケンズ的生まれ変わり宣言



「どーも皆様おなじみの主人公兼魔王の渋谷有利ですっ!」
「最近化けの皮をはいでしまいました小シマロン王兼双子の兄のサラレギーでーすv」
「二人合わせて新生ムラケンズ!」
「ユーリ?その『むらけんず』というのは一体なあに?」
「えーっと、おれの友達の名前の別名がムラケンで、俺とのコンビ名がムラケンズ・・・って、やっぱこのコンビ名変だよな。俺の名前どこにも入ってないし、この言い方じゃまるで村田が二人いる感じだし。」
「そもそも私はそのムラケンじゃないよ。
 そうだ!ここは私とユーリの友情の証に、新しい名前を決めようじゃないか!」
「何が友情なんだよ、騙してたくせに・・・。ま、名前くらいならいいけど。で、どうするんだ?」
「やはりここはまずお互いの名前から考えて・・・・『サラケンズ』とかどうだろう?」
「いやいやいやいやそれじゃお前とムラケンだから。俺どこにもいないの変わりないし。つか、語感的にサラ金に近いからダメ。」
「うーん、それじゃ『ユーサラ』?『サラユ』?『サラミ』?私としては『サラユ』がいいな。」
「さりげなく自分の名前を先にしたいのな。あとサラミは食い物。」
「だって『ユーサラ』じゃあの『憂皿』みたいじゃない。縁起が悪いよ。」
「・・・・スイマセン俺はその『憂皿』がなにやらはシリマセン。
 つかさ、互いの名前をくっつけるだけじゃないだろ?お互いなんといっても王様なんだし。」
「ああ!そうか!互いの国の名前をくっつければいいんだね?」
「その通り!俺が眞魔国でお前が小シマロンだから・・・・・『眞小』?なんか弱そうだな。」
「小はいらないよ。別に大シマロンは関係ないし。やはりここは『シマ魔国』でどう!?」
「うわ語呂悪っ!別に『国』はいらねーだろ、俺らが国なワケじゃないんだから。」
「それもそうか・・・・。それじゃあ、『シンシマ』とか。」
「しましま!?いや確かにサラが白で俺が黒、しかも腹の中は俺が白でサラが黒と考えればしましまで・・・・囚人服じゃん。」
「腹の中って、失礼だなぁ。ユーリは瞳も黒ければ髪も黒くて腹も黒いと言う三黒だという話じゃないか。」
「双黒です。しかも髪&目じゃなくて、二人いるって意味だから。第一コンビ名から話題ずれてるし。」
「そうは言っても、さっきからユーリは私の意見に反対してばかりじゃない。少しは譲歩しないと、私のように。」
「お前が一体いつ譲歩したんだ?」
「『やがてマのつく夕暮れに』の最後の方で。」
「『世界の半分をお前にやろう』っていうのは譲歩じゃなくて懐柔っていうんだよ。」




「あーっ!何でこんなところに小シマロン国王(僕会ったことないけど)が!?ムラケンズ宣言は僕と渋谷の居場所なのにー!」
「って待てい村田!お前一番大事なツッコミ所かっこで隠したな!?」
「くっそー、渋谷の裏切者ー!僕が予備校のせいでちょっと遅刻したからって、浮気するなんて!サイテー!尻軽ー!」
「さりげなく言動がヴォルフ化してるぞ。」
「フフフ・・・・・もう遅いよムラケン!既に私とユーリは新たに『しましま』を結成した!もはや君の居場所などどこにもないのさ!」
「いつの間にか『しましま』で決定かよコンビ名!『シンシマ』はどこに行っちゃったわけ!?」
「うわ、『しましま』ってメラダサ。しかもひらがな表記?デビュー直後の一発系芸人だってもっとマシな名前付けるよ?」
「なんだって!?これはユーリが決定したコンビ名だよ!?」
「勝手に俺を責任者にしてセンスの悪さを押し付けるなーっ!」
「第一ね、小シマロン王。君コンビってものをわかってるのかい?」
「失礼だね、ユーリの元相方。この私を試そうと言うのかい?」
「僕が言ってるのは、渋谷とコンビ組むだけの覚悟があるかってことだよ、白メガネ。」
「そちらこそ、いい加減ユーリは諦めてユーリの兄と地球魔王と一緒にメガネーズ(一名サングラス)でも結成してればいいじゃない,黒眼鏡。」
「あのー、メガネ二人に挟まれた俺はどうしたら・・・・。てか、何でサラが勝利やらボブの事まで知ってんの?」
「つまりだね、サラレギー君。僕がいいたいのは、コンビの義務を君が果たすことができるかと言うことなんだよ。」
「こんびの義務・・・・?」
「その通り。
 ゲッ○バッカーズしかり、ハン○ーハ○ターしかり、コンビというのはお互いの絆を示すためにすべからく・・・・・

 デュエットしなければならないのさ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・村田。言ってる意味が全く分からん。つかデュエットがどうしてそんな・・・・。」
「そ・・・・・そんな義務があったなんて・・・・・・・。」
「サラ!?え、ちょっとあの、何でそんなダメージ受けてるわけ!?たかが歌じゃん!」
「ユーリ・・・・すまない。どうやら僕には君と共にいる資格はなかったようだ・・・・。こんび名の話は忘れてくれ・・・・。」
「えー!?」
「それじゃ、僕はこれで・・・・・。」


(サラ、よろよろと退場。舞台に取り残される渋谷と村田)


「な、何がどうなっているのやら・・・・・。」
「渋谷、あぶないところだったね。大丈夫、僕は一応『後ろ向きじれっ隊』にいたこともあったから。渋谷なんてもうシングルCD出してるし。」
「いやだから、何でサラが歌のことなんかでHP削られちゃうわけ!?だってアイツ王様だよ!?帝王学も学んでて、いかにも完璧主義って感じなのに、実は歌苦手だったわけ!?つか村田がどうやってそんなこと知る事が出来るんだよ!!」
「渋谷・・・・本当にわからないのかい?」
「・・・・・・・・・えー・・・・・・・うー・・・ゴメン、マジわかんない。」
「だからさー、彼アニメには出てないけど、ゲームには出られるじゃん。」
「ああ、7月末発売の『今日からマ王 はじマりの旅』だよな。ちなみに言うと決してこれは宣伝じゃないぞ。」
「はいはいわかったから。
 で、小説がゲームになるとついてくるのはなんだい?映像?必殺技?しかも今回のゲームは、『フルボイス』だよ?」
「え、そりゃ声優ぐらい・・・・・・あっ!ま・・・・まさか!」




「そう。
 彼の声優は『石田彰』さんだもの。テニプリでも朗読で済ませている彼が、デュエットなんて出来るわけもないだろう?」
「・・・・・石田彰さんファン申し訳ございません・・・・・。」





END


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 どうでもいいが、別に村田もデュエットしてないじゃん。

 かなり前に日記で公開してたものなので、色々と時事ネタが古いですね。今ならちゃんとサラ様アニメ出演したし。



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