「逆転裁判5」ネタバレの可能性もあるのでご注意を!







「怖い」






「いてててて‥‥‥。」
「おや、オドロキくん‥‥大丈夫かい?」
「あ、成歩堂さん。
 いえ、ご心配なく。大丈夫です!」
「うーん‥‥君の『大丈夫』は相変わらずだけど、それにしたって自慢のおデコが傷だらけじゃないか。何かあったのかい?」
「いえ、ちょっと‥‥実は今日の裁判で、またユガミ検事の鳥に襲いかかられて‥‥。」
「ああ‥‥あのユガミ検事か‥‥。噂は聞いているよ。色々とすごい検事だって。
 しかし、鳥って‥‥?」

「本当、ヒドイですよね!あの鳥のせいで、オドロキ先輩お得意の技も使えなくなっちゃうし。
 あ、先輩。バンソーコーどうぞ。」
「ああ、ありがとう、希月さん。
 ‥‥‥それにしても、『囚人で検事』ってだけで十分おかしいのに、その上法廷に鳥を持ち込むって‥‥‥それでいいのか?裁判所って。」
「ははは。まぁ、昔から検事っていうのは『やりたい放題』なものだからね。
 ムチやコーヒーを持ち込まないだけ、マシになったんじゃないかな。」
「む、ムチや、コーヒー‥‥?」
「えええっ!?法廷って、飲食厳禁じゃありませんでしたっけ?」
「‥‥突っ込むところはそっちかい?ココネちゃん。
 ‥‥‥ああ、そういえば。」
「え?」
「僕も現役時代、トリにつつかれたことがあったな。検事のペットじゃなくて、証人が連れてきたやつだったんだけど。
 あれは本当に、きつい裁判だったよ‥‥。」
「え!本当ですか!
 ‥‥てことは、成歩堂さんも尋問中に『鷹』に襲われたことがあるんですか!?」

「た、タカ‥‥?
 いやいや、僕の時は、こと‥‥‥。」

「何言ってるんですか、オドロキ先輩!!
 ナルホドさんはあの、伝説の弁護士ですよ!?」
「え。」
「法廷に幾度も嵐を巻き起こし、数多の検事を斬り伏せ、ある時には猛る虎をも尋問したという男!
 そんな人が、タカごときに負けるわけないじゃないですか!」
「いやいやいや!ココネちゃんちょっと待った!
 いったいどこの情報だ、それは!?
 流石に僕だって虎なんか尋問したことはな‥‥‥いや、待てよ。もしかして、芝九蔵虎之助のことか‥‥‥?」
「ほらほら!ナルホドさんにも、ちゃんと覚えがあるみたいですよ!」
「た‥‥確かに!しかもついさっき、『ムチやコーヒーを持った検事を相手にしてた』って証言があったばかりだ!」
「えっ、いや、それは確かにそうなんだけど‥‥。」
「そうですよ!
 そんなナルホドさんが苦戦するほどの相手と言ったら、それはもう、タカどころか‥‥‥ワシですよ!きっと!!」
「えええええええっ!!」
「す‥‥すごい!ワシが飛び交う法廷!!
 ちょっとオレも見てみたい気もする‥‥‥法廷記録ビデオとか残ってないのかな。」
「そんな衝撃映像なら、きっと残されてますよ!今度裁判所の閲覧室を調べてみましょう、先輩!」
「ええええ‥‥。」(冷汗)







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もはや「小鳥につつかれただけ」とは言い出せない雰囲気。

小鳥はお察しの通り、2−3のアクロさん尋問です。揺さぶりが一切効かない相手ってのはかなり手強かった記憶がある‥‥。

ネタの時間軸は大体、逆転の百鬼夜行の後、逆転の帰還(DL)の前辺り。なるほどくん弁護士復帰前です。
鳥につつかれ、オウムを尋問し、おサルに弁護士バッチを取られたなるほどくんも、この後まさか復帰直後にシャチを弁護することになるとは思わなかっただろうなぁ。



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