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父の日限定企画 「ジョジョ父子、買い物に行く」
おまけ・父の買い物編
<柱家 at 魚市場>
「カーズ様!ご要望のアジとイカとエビ、活きの良いものを入手してまいりました!」
「でかした、ワムウ!こちらもたった今鮪を競り落としたところだ。
じきに夜が明ける。ワムウ、お前は魚を持って先に店へ戻れ。私はこのまま野菜の直売市へ向かう。イカとエビは下ごしらえして冷やしておけ。アジは、フライゆえエシディシの担当だ。鮪は丸のまま冷やしておけ、戻ってから私が解体する。」
「ハッ!ではカーズ様、ご武運を!」
(『居酒屋究極生物』の買い出し風景)
<ピンク親子 in 大迷宮>
「レストラン・トラサルディーへ ようこそ!」
「あ、トリッシュ一旦そこで立ち止まれ。今罠の確認をする。(ブンッ、ブンッ)
‥‥よし、このあたりは安全だ。通っていいぞ」
「あ、うん‥‥」
「(ブンッ、ブンッ)‥‥チッ、落とし穴の類はなしか‥‥さて、買い物するか。
とりあえずFFは手持ちとまとめて、あとはカエルと‥‥おっ、クラフトワークがある。ついてるな。」
「‥‥‥?(もごごご)ッきゃああああ!!
とと、父さん!この商品、動いてるッ!!」
「ハイブリかッ!なんか分かったが喰らえィッ!(ボゴォ)
ドロップは‥‥?よしッ!タダでピストルズが手に入ったッ!拾っておけ!」
「‥‥ピストルズ?これが‥‥?(おそるおそる)
‥‥ただのDISC盤にしか見えないんだけど‥‥」
「ふむ、買える物はこんなところか‥‥よし、次は手持ちの未判別DISCを床に置いて、値段で識別するか。」
「‥‥ねぇー、父さーん。あたし、やっぱり先帰ってもいいー‥‥?」
「何ィ?ちょっと待て、あと4階降りたら帰還用DISCが落ちてるはずだから‥‥途中でアバッキオに会えたらそっちでもいいが、とにかく今は待て」
「なんでいるのよ、アバッキオが‥‥。」
(トリッシュは果たして連れ歩き仲間扱いなのか持ち込みアイテム扱いなのか‥‥)
<オラ親子 in 帽子屋『SBR』>
「‥‥帽子の修繕を頼‥‥」
「買いなさいよッ!!たまには学帽以外もさぁぁ〜〜ッ!!
ほら、いい歳なんだし、こっちのチェック模様のシルクハットとか。テンガロンハットもあるわよ?」
「‥‥似合うわけがない、ということを確信して勧めていないか?」
「あ、あははは、まっさかぁぁ〜〜‥‥‥。あ、じゃあじゃあ、こっちの水兵帽なんかどうよ?
好きなんでしょ?海。海洋学者やってるぐらいだし」
「‥‥嫌いではないが‥‥別に、海で生きたいと思うほどではない」
「中途半端ね‥‥なんか、どっちつかずって感じ。『アウトサイド・イン』『インサイド・アウト』曖昧なのは男じゃないわよ」
「仕事なんてのはそんなものだ。
本気で好きで、こだわりがあるようなものだと、割り切るべき場所で割り切れなくなる。仕事にするのなら『本気で好きなもの』より、ある程度関心ややりがいを持てるくらいのものの方が、長く付き合っていける。
こだわりが捨てられないぐらい大切なものは、義務にしない方がいい。好きだという気持ちに余計なものが混じる」
「‥‥‥そんなものかしら」
「人によりけり、だがな。
さて、そういうわけだから店主、帽子の修繕を頼む。あと、こちらの白帽の方はクリーニングを頼めるか。仕舞いっぱなしにしてたら少しくすんじまってな」
「‥‥ねぇ。あんたの『こだわり』って、まさか、さ。」
(3部で作中三度しか脱がなかったほどには譲れない模様)
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残り三組はいずれ機会があれば。