ラスボスのみんなで傷心のDioを慰めてやろうの会





Dio「…………………………。」


プッチ「……まあ、残念だったね。しかし、列車にひかれて死亡とはねぇ……。」
DIO「私も真っ二つにされて死んだから、ある意味同じ運命のようなものだ。ま、私は縦に股裂きだったんだが。」
吉良「事故死は嫌だよなぁ……。こう、あっけなくってさ。苦痛を感じる暇はないかもしれないけど、自分が死んだって実感さえないんだよな。Dioも、自分が勝ったと思いながら逝ったんだろう?」
ボス「いや、あの位置で顔をあげたら大統領がいないことぐらいわかるだろうから、大統領に逃げられたことにも気づいていたはずだ。それでも、自分の敗北を認めることができなくて、Dioはああ言ったんじゃないか?
   しかし、それでもお前は立派だったぞ。死の直前まで己の誇りを貫いたわけだしな。どこかの命乞い神父とは大違いだ。」
プッチ「うるさいな、いまだに死に切れてない奴に言われたくないよ。」
ボス「orz」
カーズ「そうそう、ちゃんと死ぬことができただけ良かったじゃないか。
    現にお前が利用したマジェント・マジェントなんて、きっと今だに川の底で………うっ、うっううう………!」
DIO「貰い泣きするな、カーズ。」
カーズ「だって、だって……!思考停止なんてあんまりすぎるのだぁぁーーー!可哀想なのだぁぁぁーーーーッ!!!」
ボス「うわっちょ、沸騰した涙飛ばすな!熱い!」


Dio「……………………………………。」


プッチ「………まあ、そう気を落とすなよ、Dio。ラスボスにはなれなかったけど、君は立派にやったのだよ。」
吉良「そうとも。お前は頑張ったさ。
   唯一問題があったとすれば、うっかり『過去回想』と『勝利宣言』をやってしまったことだ。」
DIO「ああ、あれは見事な死亡フラグだったな。
    そもそも大統領の能力がチートすぎたんだ、仕方がないだろう。」
ボス「チートは嫌だよなぁ……。ジョニィもなんか新能力に目覚めたっぽいし、土壇場で新能力目覚める奴とか何なの?死ぬの?」
カーズ「いや死ぬのはお前だろ?
    そうだDio、逆に考えるのだ。『下手にラスボスになって、エグい能力に目覚めたジョニィに殺されなくて良かった』と考えるのだ。」
DIO「おお!確かに、最悪ディアボロのような悲惨な末路をたどることになったかもしれないしな。大統領も能力がアレだから、並行世界と並行世界の間に閉じ込められる、くらいのことにはなるかもしれないぞ。」
カーズ「ああ、また『考えるのをやめる』ことになる哀れな犠牲者が……。」


Dio「…………………………………………………。」


ボス「…………心配するな、Dio。
   本編が終了して、大統領がこっち来たら……その時は、俺達がお前に代わって敵を討ってやる。」
Dio「え………。」
DIO「ああ……。
    大統領がやってきたら、全員して『やーい、ロリコン巻き毛ピザ野郎』って言って思いっきりいじめ抜いてやるからな。」
Dio「ッ発想がしょぼいんじゃァァァーーーーーーーーッ!!!」(KUAAAAAAッ!!)
吉良「不満か!?なら『お前のスタンド、うさぎさんー』でもいいけど。」
DIO「スタンド猫さんのお前が言うかって感じだけどな。」
ボス「そういうDIOのスタンドもチーズケーキ頭だけどな。」
プッチ「まあそれを言うならDioも『お前のスタンド、トカゲ〜』って言われたら何も言えないんだけれど。」
Dio「お前らさては慰める気なんざ全然ないだろコラァァァァァッ!!」





End



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 今日も荒木荘は平和です。
 死者をいたわる?ラスボスにそんなサービスないよ!



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