J「だからさぁー、ペルラ・・・・・・あんたもいい加減、新しい恋に目を向けるべきよ。ね?」
P「無理よ・・・・・・クスン、クスン・・・・もう私の心には、雨が降ることさえないもの・・・・・・。」
E「ったく、湿っぽい面してんじゃねぇよーッ!グェスですら男が作れる時代なんだぞ!?テメェだったらなおさら、いくらでもいい男つかまえられんだろーがッ!」
G「ちょっ、エルメェス・・・・あたし『ですら』ってどういうことよ。」
J「そのまんまの意味でしょ。
  でも本当に・・・・あんたに彼氏ってのは正直たまげたわ。とんだ物好きもいたものねー。」
G「なによそれぇー。ホルホルはほんっとイイ男なんだから!優しいしー、頼りがいあるしー、あたしのこと、理解してくれてるってカンジなのよぉー!」
E「はいはい、ノロケはわかったから。」
G「能力も似てるし、すっごい気が合うのよ!動物も好きだし・・・・徐倫、アンタんとこの女装分解男のほうがよっぽどどうかしてるわよ。」
J「ちょっ!アナスイは別に女装はしてないわよ!単に大人の事情で色々あっただけで!」
G「えーでもヘタレであることに変わりはないじゃん。その点ホルホルはすっごい男らしいんだから!なんでも『しょうがねぇなぁ〜』って許してくれるし!
  ほらこれ、この間のホルホルのプレゼント!いいでしょ?」
E「・・・・こ、これは・・・・・・・・。」
J「・・・・・・瓶詰め・・・・・・猫の・・・・・・・・・・なるほど、似た者同士だってことはわかったわ。
  でもね、ペルラ。話を戻すと、とにかく男なんてそれこそ掃いて捨てるほどいるんだし、いつまでも昔のこと引きずってちゃ駄目よ。」
E「そーそー。世界の半分は男・・・・・どころか、ココに限って言えば女の3倍以上は男がいるんだしよォー。」
P「だって、だって・・・・・・初恋だったのに、お兄ちゃんに裏切られて、目の前で恋人を殺されて・・・・・・・・生きてだっていけなかったのに、もう恋だなんて、考えることも出来ないわ・・・・・・!」
J「・・・・・・あたし、初恋だったけど、恋人に裏切られて目の前で父さんのDISC奪われたんだけど。」
G「あー、それで男見る目が狂って、イカレ殺人鬼なんかに走っ・・・・・・。」
J「オラァッ!

ガゴッ!!

J「・・・・とにかく、さ。
  ウェザーとはこれから兄妹として、よい関係を気付いていくことにしてけばいいじゃない。」
P「でもぉ・・・・・・・・。」
E「グズグズしてっと・・・・・・その内、恋愛したくてもできないようになるぜ。アレ・・に邪魔されて。」
P「・・・・?」



「ペルラーーッ!!そんな奴等の言う事に耳を貸してはいけない!
 恋なんかしなくていい!むしろするな!もう誰も君をこれ以上傷つけてはならないんだッ!!
 さぁ、私と共に聖職に就こう。そして一緒に覚悟を求めたり天国を目指したりしようじゃないかッ!」
「黙れこの自覚のない真の邪悪が・・・・!
 貴様がペルラに近付くことは何があろうと許可しない・・・・・・100%酸素で毒殺されたくなかったら今すぐ消えろ・・・・・・!」
「ええいっやかましいわ弟!顔を密着させて喋るな!鼻息が生温かいっ!」




P「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・。」
J「・・・・・・ウェザーまで・・・・・・あのシスコンどもは・・・・・・。」
E「おめーがいつまでもうだうだ悩んで歩き出さないでいたら、アイツらもずーーっとあーやって不毛な争いを続けることになるんだぞ?」
P「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



P「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私、なんとか頑張ってみます・・・・・・。」
E「ん。よく言った。」
J「でも、出来るだけ6部以外から見つけるのよ。ムショ帰りとかヤク中とか強盗とかロクなのいないからね。」







End



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 J→徐倫、P→ペルラ、E→エルメェス、G→グェス。



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